第17回がん政策サミット2019

 

「みんなの知恵を集め、効果的な中間評価を効率的に実行しよう」との呼びかけで、8月2日午後~4日午前、東京で、特定非営利法人がん政策サミット主催で。

 

 

 

参加総勢(予定者リストから):90名。(以下の括弧の数値は都道府県)

 

  内訳:患者団体50人(32) 行政22人(13) 議員10(3) 

     医療5(4) メディア3(3)。

 

 

 

第1日:講演。(各30分)

 

  1. 「がん登録の中間評価」:国立がん研がん登録センター室長 松田 智大氏

  2. 「患者体験調査」:同上がん登録センター長 東 尚弘氏

  3. 「計画評価の新トレンド~評価で計画の再構築を~」:                                     日経東京本社 社会部次長 前村 聡氏

 

 

 

午後~第2日:都道府県別グループワーク「がん計画模擬中間評価」

 

 

 

第3日:(患者団体のみ)「中間評価における患者の役割」

 

 

 

感想:

 

  1. 全都道府県のがん対策推進計画を見ました。分かりやすい、全体整合性がある、などの点で、差が結構あります。

  2. 前記のように、都道府県で、行政と患者団体が出席されて、今後の進め方まで相談しているところもあり、大阪も(吹田も)そうありたい。 以上

 

 

第4回関西リビングウイル研究会、開催。            (7月27日)

 

一般財団法人日本尊厳死協会関西支部主催で。7月27日(土)10~16:30、JEC日本研修センター神戸元町で、「本人の意思が活かされる人生会議(ACP)」とは?」のテーマで開催。

 

 

 

 私が、午前の基調講演を・・「人生会議(ACP)と尊厳死~市民の立場で考え、書いてみよう~」。

 

 午後は、トークセッション:「介護現場でリビングウイルはどう取り扱われているか?」のテーマで、介護現場から「介護現場で本人意思を表明するのに必要な事」、2人のケアマネさんから「リビングウイルをケアプランに反映させるには?」のお話があって、最後に約1時間、会場にお見えの皆さんと話合いを。とても活発な意見交換があり、皆さんの関心が大きい事が良くわかった。

 

 

 

 私見:介護現場での実態を知って、厚労省が進めている「人生会議」・・

    現場での工夫がないと進展しないように感じた。

 

 

 

 提案:優先順位の第一を、「終末期の現場」で、「デキルプランで、モデ

    ルづくりを」。

 

  1. パターン:A・・簡易型(尊厳死協会の基本3項目)、B・・A+希望表明(尊厳死協会)、C・・厚労省スタイル。できるパターンから実施。

  2. 現場で:患者の意思確認を次の順序で・・〇本人意思の存否確認、○話し合いの中から推定・確認、○家族に確認、○医療者が慎重に。
  3. これらの過程では、関連職種の皆さんが協働。
  1.  

 

 

 こんな考え方で、小さなグループでモデルを作っていく・・目標は、厚労

 省スタイル。如何でしょうか。

 

以上

 

第17回日本臨床腫瘍学会学術集会PAPに参加(終)    (7月28日)

 

 

 

「第3日」

 

1.「支持療法と緩和ケア」:里見 絵理子

     (国立がん研究センター中央病院緩和医療科科長地域医療連携部長)

 

  ○支持療法:がん治療による副作用(倦怠感、吐き気など)への予防、

        軽減。

 

        課題:チーム医療が大切。効果が弱い。

 

  ○緩和ケア:腫瘍による痛みなどの影響の予防、軽減。

 

     痛みを感じたままで最期:40%。我慢しない。

     主治医の前では格好つける。

 

2.「がんと心のケア」:内富 庸介

       (国立がん研究センター中央病院支持療法開発部門部門長)

 

  ○医師への不満:①待ち時間 ②医師の説明 ③治療 ④医師の態度・

   言葉づかい。

 

  ○大事な事:

 

米(MDアンダーソン)・・内容と伝え方 3.4%

 

日本(がん研・東)・・情緒的なサポート14.5%、

           質問の奨励11.5%、内容11.8%。

   ○信頼関係を築く:

    ①気持ちを出せる関係:どうしても、くよくよ考えてしまう。

       なぜ、がんになったのか。前向きになれない。

 

    ②自分の価値観が話せる:家族、子ども、孫を大事に、仕事を大事

     に。

 

    ③自分のことを主治医に分かって貰えている。

 

  ○医師と治療同盟を築く。病気・病状を理解して、一緒に治療を決めて

   いく。

 

  ○評価の違い:患者26%、医師12%。⇒患者が辛抱をしている。

 

  ○終末期の関心事:米:残された時間を知り、準備する。

 

    日本:心身の痛みを和らげる。人として尊重。人生を全うしたと感

     じる。役割を果たせること。死を意識しないで過ごす。他者の負

     担にならない。家族との良好な関係。自然な形で亡くなる。他人

     に感謝し、心の準備ができている。希望を持って生きること。落

     ち着いた環境で過ごす。自立している。医療スタッフとの良好な

     関係。

 

以上

 

第17回日本臨床腫瘍学会学術集会PAPに参加(2)     (7月25日)

 

「第2日」

 

1.「臨床試験とガイドライン」:高野利実(虎の門病院臨床腫瘍科部長)

 

 ○標準治療(ガイドライン)を参考にして、担当医師と話し合う。

 

Minds(240件紹介)

 

 ○治療は人生の一部・・患者は人生(価値観)を語ってほしい。

 

 

 

2.「個別化医療とゲノム医療」:後藤 功一

 

(国立がん研究センター東病院呼吸器内科医長)

 

 ○遺伝子検査:解析を早くやって、良い薬にたどり着くことが重要。

                          (現在は、5%)

 

コンパニオン検査:標準治療がある。

 

  プロファイリング検査:標準治療実施後。

 

 ○肺がん:若い女性で、タバコを吸わない人が。

 

 ○勉強し、症状を把握、標準治療を知り、納得できる治療を選択。遺伝子変化を尋ねる。

 

 

 

3.「がん免疫療法~これまでと、これから」:北野 滋久

  (国立がん研究センター中央病院先端医療科先端医療開発センター医員)

 

 ○免疫チェックポイント阻害薬:阻害薬同士、化学療法、と併用療法で。

 

 

 

4.「PMDA(医薬品医療機器総合機構)  Hour

      ~新しい医療が国民に届くまで/私たちにできること~:藤原 康宏

 

(PMDA再生医療製品等審査部審査役補佐)

 

 ○jRCT:治験の登録。

 

○AMED:独法医薬品医療機器総合機構

 

 ○くすり相談:03-3506-9457

 

 ○今後、患者も参画。

 

第17回日本臨床腫瘍学会学術集会PAPに参加(1)。    (7月23日)

 

PAP:患者・家族、一般の方々に向けた参加費優待プログラム

 

 

7月18~20日、国立京都国際会館で開催。今年のテーマ:がんゲノム診療 元年。学会が患者等市民のための講座を並行開催して下さるのは、大変嬉しいこと。3日間の中で強く感じたこと・・①多くの熱意のある医療者の皆さんに接して、大変嬉しく感じた。 ②その中で、多くの知識や考え方を学ぶことが出来た。 ③多くの患者会の素晴らしい活動に接して、触発された。 以下に、幾つかのメモを。

 

 

 

「第1日」

 

  1. 「日本のがん対策~これまでと、これから~」:天野 慎介

                 (一般社団法人全国がん患者団体連合会理事長)

 

 ○遺伝子検査:検査は出来てもエキスパートパネル(専門家会議)のカウ

  ンセラーが少なくて、限界がある。また、検査で分かるのが5割、対応

  可能が1~2割。

 

 ○ピアサポート資料:’19年から改訂作業に。

 

 ○教育(小中)が履修項目に入っていく。

 

 

 

2.「納得のいく治療を選ぶために~シェアード・ディシジョンメイキング

   ~」:勝俣 範之  (日本医科大学武蔵小杉病院腫瘍内科教授)

 

 ○IC(インフォームド・コンセント)⇒SDM(シェアード・デシジョ

  ン・メーキング):双方向のコミュニケーションで情報の共有化。

 

 ○最善の治療:医療者の専門性×エビデンス×患者の価値観

 

  ・早期:再発を減らし、治癒を目指す。

 

  ・進行・再発:より良い共存を。EBM⇒NBM(ナラチブ)

 

  ・終末期:どのような生活を送りたいか。

 

 ○抗がん剤で治癒?(終末期で抗がん剤もある)

 

 ○オプチーボ:何か月かの延命?

 

 ○第4の治療:緩和ケア。

 

 

 

3.「がんサバイバーシップとアドボカシー」:高橋 都

             (国立がん研究センターがん対策情報センター

                   がんサバイバーシップ支援部長)

 

 ○アドボケイト(擁護・支援・代弁):個人⇒他者⇒公共

 

 ○生きる・・期間より濃さ

 

 ○患者の悩み:①診療 ②症状・副作用 ③心の負担 ④暮し (続)

 

「第11回千里在宅医療・緩和を考える会」に参加。             (7月7日)

 

7月4日(木)18:30~20:30、済生会吹田病院で、約100名参加の下で開催。

 1.「在宅医療と病院との連携」:おおさか往診クリニック 星美奈子氏

 

2.「ガラシア病院における退院支援の取組み」:

 

ガラシア病院地域医療連携室看護師長 宇津 裕実氏

 

 

 

それぞれ、初めて耳にすることがあって勉強になった。大半が医療者のようだったので、質問を遠慮したが、近々、両病院の先生とお会いするので、確かめたいと思う。

 

  1. 在宅ケアの患者さんが、最終、60%がそのまま、40%が病院とのこと、それぞれの理由は?

  2. ホスピスから自宅復帰の方が23%・・その理由は?そして最終的には?  

     

 

こうして、各所で地道な努力がされている事は大変嬉しく思います。以上

 

 

 

「出会いから、素晴らしい書物が」                 (7月3日)

 

6月28日にお目にかかった「あずま在宅クリニックの東英子先生」から教えて頂いた「がんを抱えて、自分らしく生きたい」(川崎市立井田病院 西智弘氏、PHP)を、早速購読。素敵な出会いになった。

 

冒頭、「がんを抱えて、自分らしく生きたいと願うなら、医師に頼るべきでない」という同氏は、私にできる事は「患者さんに生き方を教えてもらうこと」、そして「患者さんが自分の足で歩けるように支えること」「その邪魔をしないこと」が、私の役割と。

 

私の中には、たくさんの患者さんが遺していった多くの「言葉」と「物語」がある。出会った患者さんたちの言葉、その命を引き継いでいくために記録を残す・・と。

 

そこに流れているのは、患者と医師とのコミュニケーションから、患者の真の願いが実現されていく「人生の最終段階の生の輝く営み」が、生き生きと描かれている。多くの医師の皆さんに、また多くの市民の皆さんにもお読みいただきたい書物。

 

そして、「第三者のサポートがあるシステムこそが『患者主導』での医療の推進・・「医療の民主化」を促すカギとなると。

 

その事例として、全国100箇所を超える「暮らしの保健室~医療者と市民とが気軽につながれるカフェ」、ご自身もそのための運営会社「一般社団法人プラスケア」を‘17年に立ち上げられた。そして今後は、医療の資格を持っていないプロのナビゲーターが必要になってくる、とも。

 

全国170カ所を超える「がん哲学外来」はその趣旨のものであり、私達の「市民塾」も同じ目的である。こうして形は違っても、「より良い人生の最終段階のための試み」が進んでいるのは嬉しいし、私たちの活動の意義を再確認したい。

 

良き出会いは楽しいし、嬉しいし、これからも大切にしていきたい。 以上

 

「吹田在宅ケアネット世話人会」                  (6月29日)

 

6月27日(木)18:30~20:10、吹田市民病院で第26回世話人会が。

 

第24回研究会(私が担当させて頂いた)の報告と評価などが検討された。

 

その中で、「当ネットの活動」の広報が提案されて、今後の検討課題となった。

私は、「医療職、取り分け訪問看護師の皆さんの技術力アップと在宅ケアの対応力(人員)の拡大を提案、難しい課題であるが、今後の進展を期待したい。なお、吹田の訪看ST.は29と心得ていたが、その時45?の声もあり、早速調べたところ、44。各ST.が参画する組織の中での総合力向上を期待したいもの。

 

なお次回は、10月26日、「在宅ケアの事例研究」となった。   以上

 

「がん哲学外来」のこと                       (6月29日)

 

6月28日午後、守口市の「あずま在宅クリニック」に東英子先生を訪ね、爽やかな春風のような先生と楽しくお話を伺わせて頂いた。先生は、「がん哲学外来・市民学会の世話人」のお一人で、大阪では最初のコーディネーターでもいらっしゃる。

 

先日の「スヴェンソン」と2か所のカフェをお訪ねして、何となく分かってきたように感じた。

 

即ち、樋野教授の掲げる「心得」をベースに、具体的な活動は各カフェに任せて、「創意工夫によりそれぞれが独自に展開を」ということ?

 

当市民塾は、「ピアサポート」の考え方をベースに、「傾聴と情報の提供」を軸に活動をしてきたが、「厚労省主導の西洋的な?アプローチ」に対して、「がん哲学外来」は日本的な曖昧模糊とした風土の上に立ったもの?・・即断しては失礼だが、これを機会に勉強をしていきたいと思います。                             以上

 

令和元年度第1回吹田市地域医療推進懇談会を傍聴    (6月26日)

 

表記会議が、6月19日(水)14~16時、市役所4階会議室で開催。傍

聴させていただいた。当会議にはこれまでも何度か傍聴をさせて頂き、その

都度、「感想・意見等」を事務局に報告させていただいている。

私が、市の審議会に参加させていただいたときには、会議の最後に傍聴者の

意見を求める場合があったが、本会議ではそれがなかったし、傍聴者の感

想・意見を申し上げるのは、むしろ義務だとも考えているから。以下。

 

総論:市民の参画がない事に、委員、事務局の皆さんに意見がないとすれば不思議です。国、都道府県等の医療関係の審議会に、患者(市民)代表が参画するのは通常かと思います。そうでなければ、「忖度」の域を出ません。吹田には相応しい団体がないとのお考えもあるのかもしれませんが、多くの審議会のように「公募により複数委員」の参画もあります。批判ばかりが噴出するなどのご懸念があるのかもしれませんが、「医療は市民のため」、その主役不在で良いのでしょうか。私の府・市の審議会での体験から見ても、必ずプラスに働くと信じています。

 

 

 

案件1.今年度の進め方:

 

1.対応が難しい「3本の柱」への継続挑戦には敬意を表します。是非、実績の積み重ねをと念願します。

 

2.ACP:取組にはかなりの驚きでした。私、現在、一般財団法人日本

  尊厳死協会関西支部顧問(前理事・事務局長)として、尊厳死などの

  出前講座を担当していますが、その中でACPも取り上げます。厚労

  省はACPの概念を「木澤報告書」の形で発表し、現在はその拡大の

  為に指導者や相談員の養成に取り組んでいるのはご案内の通りです

  が、具体的な指針が十分でない事もあり、思うように進展していない

  のではと思います(尤も、まだスタートしたばかりですが)。

 

 

この難しいテーマを取り上げられるのには敬意を表しますが、「在宅希望」に限定するのは、厚労省の基本理念とは違うのではありませんか。「人生の最終段階」の在り方については、誰しも変化があります。それを、ある時点で「在宅」に絞るのは些か問題があると思います(受け取り方に誤解があれば、ご指摘ください)。

 

なお、厚労省では、「人生会議」とのネーミングを発表、シンボルマークも発表しているので、ACPの表現は変更すべきです(小さなことですが、席上、指摘があったように、言葉は正確に・・は言うまでもありません)。

 

ここでも、「作業部会には市民の意見は入らないの?」という大きな疑問が残ります。

 

 

 

案件2.かかりつけ医等の定着促進等に関する市民啓発のあり方:

 

○市民啓発だけで出来るのか?

 

我国は、欧州諸国のように地域のかかりつけ医制ではないので、「医師は患者を選べないが、患者は医師の選択ができる」ですから、市民啓発だけでは不十分です。かかりつけ医を希望される医師の皆さまのために、「かかりつけ医10則」のようなものが必要です。

 

試案:①話をよく聞いてくれる ②専門外の事はご自分の専断ではなく、調べてからの対応を ③必要な時は、専門医(及び、急性期病院など)への紹介を ④最終的には医師への人間的信頼度(医療は所詮、不確実性。市民は医師の医療技術のレベルは分からない)など。

 

なお、ご意見があった①訪問・往診の可能性 ②看取りまでの可否なども、公開すると分かり易い。

 

 

 

案件3.病院職員対象研修会の報告:

 

  ○促進を加速すべき:市内病院の医師・看護師・MSW等は、全員で何

   人でしょうか。ご出席の40人の方には敬意を表しますが、他に、例

   えば「病院の方針の一つとして明確に」、「市民(患者)に、そのメ

   リットを明確に伝える」」「病院単位での研修会」などが必要かと。

 

 

 

案件4.訪問看護事業所(訪看)と病院看護師との連携について:

 

  ○昨年も疑問と提案を申し上げましたが、目的が疑問です。

 

   病院看護師を将来、訪看にシフトしたいという目的ならいざ知らず、

   在宅看護についての最大の問題は、①訪看の人対応(採用)とレベル

   の向上 ②規模が小さいところが多い、に絞られると思います。難し

   い課題だとは思いますが、ここを避けては通れません。

 

 

 

案件5.吹田市在宅医療・介護連携推進協議会における取組の進捗状況:

 

  ○難しい課題ですが、例えば、「すいた年輪サポートなび」のアクセス

   数の把握は?目的としている対象者に役立つ情報になっているか?こ

   れは私自身不勉強なので、発言権はありませんが・・・。

 

 

 

案件6.その他:

 

  1. 参考資料2:機関によって大きな差があります(拾い漏れも?)。

    当懇談会の方針や考え方が反映できるように、各委員のご努力を期待したいです。

    同時に、大規模にわたる催事については、市の広報の支援は可能?

  2. 参考資料3:が添付されていない?

     

    以上

 

「がん哲学外来・カフェ 阪急梅田サロン」を訪問。       (6月23日)

 

6月19日午前、株式会社スヴェンソンLady‘s事業部医療事業マネージャー 井上 頼子氏とお会いしてお話を伺いました。休日にもかかわらず、丁寧にお話しをしてくださいました。

 

 

 

同社は創業35年、全国80店舗、がん哲学外来は20店舗で。ヘアケア業(ウイッグ)で、病院を通じてがん患者との交流が始まり、医療サイドからの薦めもあって、「がん哲学外来」をスタートとのこと。

 

 

同サロンの活動は、年4回程度、講師が1時間の講演ののち、「カフェ」(グループに分かれて話し合い)を1時間。講師との個別懇談もある。話合い中は、テーブルに、「4つのお約束」を。最後にアンケートを頂く。(定員:25名)

 

なおベースは、「がん哲学外来の 心の持ち方10ケ条」。井上氏は事務局の役割りと。

 

 

 

当市民塾は、ピアサポートの考え方をベースにがん患者・ご家族との話し合いの場を持っていますが、「がん哲学外来」の実践の場での勉強もと考えています。                            以上

 

公開医学講座でACPが。                     (6月18日)

 

6月18日14~15時、摂津市立コミセンで、医誠会病院の公開講座を。

 

「がん治療のいまと、がんになったら知っておきたいこと」:がんの発生、がんの予防、がんの治療、代表的ながんの治療と予防、がんになったら(病気を知る事、医療チーム、知っておきたい医療サービス、仕事と治療の両立、治療方針の選択)と、良く整理されて、分かり易いお話しだった。

 

最後に、ACP(アドバンス・ケア・プランニング)の木澤報告書から5つのステップの紹介を。この種の病院の講演会での紹介は珍しいので、「病院としての対応は?」とお尋ねをしたが、「個人的な事で・・」という事だった。

 

いろんな場所で「人生会議」が拡がっていって、それぞれなりの特色のある「人生会議」が展開されることを期待したいもの。         以上

 

 

 

「人生会議(ACP)」と尊厳死を考える              (6月17日)

 

6月15日(土)13:30~16:00、一般財団法人日本尊厳死協会本部(東京)で、第5回出前講座担当者会議に出席(私、関西支部から)、全国8支部から担当者が出席。

 

まず、担当理事から90分のレクチャーがあり、私は7月開催の「第4回関西リビングウイル研究会での基調講演(2時間)の骨子」を説明させていただいた。

 

 

厚労省が、これまで研究をしてきたACP(アドバンス・ケア・プログラム)が、昨年「人生会議」とネーミングされ、相談員を増やすなど全国的に拡大が図られているが、具体的な進め方が明確になっていない中で、どのような展開になるのだろうか。

 

 

でも、それとは別に、「人生の最終段階」の在り方を書面でキチンと書いておくことは、本人が希望する事の実現のためであることは当然としても、残される人たちの哀しみを軽減するためでもあると思うが、皆さん、どうお考えでしょうか。

 

 

 

「人生会議(ACP)」とは:(厚労省、抄)

 

誰でも、いつでも、命に関わる大きな病気やケガをする可能性がある。命

の危険が迫った状態になると、約70%の方が医療・ケアなどを自分で決

めたり、望みを人に伝えたりすることが出来なくなると言われている。

自らが希望する医療・ケアを受けるために、大切にしていることや望んで

いること、どこで、どのような医療・ケアを望むかを自分自身で前もって

考え、周囲の信頼する人たちと話し合い、共有することが重要。

 

自らが望む人生の最終段階における医療・ケアについて、前もって考え、

医療・ケアチーム等と繰り返し話し合い共有する取組。

 

あなたの心身の状態に応じて、かかりつけ医等からあなたや家族等へ適切な情報の提供と説明がなされることが重要。
このような取組は、個人の主体的な行いによって考え、進めるもの。知りたくない、考えたくない方への十分な配慮が必要。        以上

 

大阪がん患者団体協議会・例会。                 (6月14日)

6月12日(水)18~20時、大阪国際がんセンターで。

 

  1. 大阪府がん対策グループ、課長補佐・統括主査から:

    ○大阪府のがん対策の推進状況。(詳細略。ゲノムに注力)

    ○がん対策基金。

  2. 大阪府がん対策推進委員会への委員推薦:

  3. 大阪国際がんセンター会議室の有料化。

 

  .6月9日シンポジュウム評価。 

 

 いろいろな問題も抱えながら、皆さんが熱心に活動してくださってる。

 今後、更に多くの団体が参加し、活動が活性化して、少しでもがん患者・家族

 の役に立てるよう努力したい。 以上

 

 

 

映画「がんと生きる言葉の処方箋」                (6月13日)

 

6月12日、第7芸術劇場(十三)で、観て来ました。市民塾は、私を入れて5人・・何となく、嬉しかったです。創始者の樋野興夫先生(順天堂大学医学部教授)がゲスト・・・。樋野先生のご本、私は1冊だけ読みました。

 

 

 

感想:患者さんには、やはりピアが必要・・そのためには、市民塾も患者さんがもっと

   増えないと…。

 

 

現在は、厚労省推奨?のピアサポートを軸に、吹田で5か所設けて、月6回14

時間、場を持っていますが、更に拡大のためにも「がん哲学外来」の勉強をして

みたいと思います。

 

 

情報をお持ちも方、教えて頂けませんでしょうか。         以上

 

勉強会に参加。                             (6月9日)

 

本日2:00~4:30、「がんと共に生きる会」主催の勉強会・サロンに参加。

 

テーマ:「納得いく療養のために~遺族の想いは」

 

講師:国立病院機構 大阪南医療センター 患者支援室長・がん相談支援室長補佐 萬谷 和宏氏。

 

科研研究費助成事業「がん患者・家族の終末期における納得いく最期を迎えるための検討要因の解明」を、アンケート結果を踏まえてお話を。その後、自由懇談。

 

 

 

以下に、少し紹介を。

 

  1. 大切だったことは?

    ○終末期医療の内容の決定に関する話し合いは、誰が?:医療者18%、  患者25%、配偶者31%、子19%。

  2. ○終末期医療の内容の決定は、誰が?:医療者16%、患者30%、配偶者32%、子18%。

    ○患者と家族が話し合いのうえ、同じ思いで進める事が「満足度が高い」

    ○まとめ:目指すべきは、患者さんと、ご家族や大切な方が話し合い、共に「納得したうえで治療や療養を見出し、進めること。

     

  3. どのような選択が、よい選択か。

    ○告知:

    ・満足している事:告知しなかったこと。

    ・後悔している事:本人に伝えたこと。伝えてしまったこと。

    ⇒まとめ:告知の方法の是非ではない。

    ○療養の場:

    ・満足している事:ホスピスで。自宅で。

    ・後悔している事:家に連れて帰らなかった。もっと安らかに過ごせなかったか。

    ⇒まとめ:どこが、ではない。

    ○家族との関係:

    ・満足している事:病院の個室で過ごせたこと。闘病中の父を支える事が少しでも出来た。

    ・後悔している事:夫の辛い気持ちに十分寄り添えなかった。子どもたちと別れをチャンとできなかった。もっと本人と話しをしておけばよかった。

    ⇒まとめ:ともに時間を過ごす、寄り添う、話し合うことは重要。

     

    3.「いい選択は」とは、どうすることか。

      ・「納得できるかどうか」にかかっている。

      ・大切なのは、納得するまでのプロセス。考える時間や機会を持ち、悩み、答えを出していくまでのプロセスが大切。

     

    私が感じたこと:「選択」の中で示された事は、残される者の努力で対応するのではなく、残していくものが、生前、その意思をシッカリ文字で残しておくべき。

     

    私が得たこと:最期は、「笑って」・・残される者のグリーフを減らしたい(半分冗談、半分本気。以上

 

淀川キリスト教病院「がん患者と共に学ぶ会」

 

6月5日(水)2:00~4:30、参加してきました。

 

テーマ:「血液検査データの読み方」(臨床検査課 井尻副主任)。

 

・臨床検査とは ・血液検査データの読み方 ・腫瘍マーカーについて・・とても分かり易いお話しでした。

 

 私は、かかりつけ医による年1回の検査結果を持参しましたが、基準が違うことに気付いて、その理由を質問したところ、「病院の検査機器による基準値の違い」「学会のデータの採否」などで、違いがあるとのこと。恥ずかしながら、今日まで知りませんでした。

 

ですから、実施検査機関の数値を他の機関の基準値と比較する事は、要注意とのこと。以上

 

淀川キリスト教病院「がん患者と共に学ぶ会」

 

5月29日(水)2:00~3:30、参加してきました。

 

  1. テーマ:知っておきたい、がんの治療に使用する薬。~抗がん剤・分子標的薬・免疫療法について~

  2. スケジュール:講師のお話:30分。質疑:15分。茶話会:35分。

  3. 参加者:約20名。

  4. 茶話会:2Gに分かれて。

  5. 患者さんと非患者さんの場合・・・患者さんが話しにくい、というより話したくない?

  6. 当市民塾の患者会に、多くの患者さんが来て頂くことの大切さを改めて感じました。

 

  1. 6月 5日(水)「血液検査データの読み方」

  2. 7月31日(水)「ホスピスについて」

  3.9月25日(水)「高齢者とがん」

             (時間:いずれも、2:00~3:30)以上

 

 

 

大阪・神戸にもマギーズをつくりませんか?

 

5月18日(土)14~16時、西宮市民会館で、マギーズ東京の秋山正子さんを招いての講演会に参加しました。(主催:西宮市・つどい場さくらちゃん)

6,70名の多くの参加者を前に、秋山さんの熱のこもったお話を伺いました。
初めの1時間は、マギーズ設立に至る30年間の秋山さんの在宅看護のお仕事中心のお話が。大変幅広い活動と長年蓄積された多くの人脈などに支えられてのマギーズ誕生だということが良くわかりました。

後半の40分ばかりが「マギーズの現状」のお話。秋山さんのお話は2度目ですが、この部分は新鮮なところがいくつかありました。残念だったのは、スライドの印刷・配布がなかったので、「マギーズの名前を冠するための条件」「各種スタッフの皆さんの現状」など、知りたい事のメモが十分できませんでした。
それにしても、大きな組織で動かしていることを今更ながら強く感じました。

質疑の時間で、私は会場の皆さんに、今日のテーマは「大阪・神戸にもマギーズをつくりませんか」なので、「マギーズの勉強会設立」を呼びかけました。大きな拍手は頂きましたが、残念ながら反応がありませんでした。

秋山さんは、マギーズの名前を冠するには難しい条件があるので、「マギーズライク」でと呼び掛けられました。「ライク」にしても大変ですが、挑戦のための勉強をしてみたいと思います。以上

 

日本外科学会・市民講座に参加。                  (5月9日)

 

第119回日本外科学会定期学術集会 第45回市民講座「最前線のがん治療を阪大消化器外科がわかりやすく解説」が、立命館いばらきフューチャープラザで、5月5日13~16時開催。参加しました。

 

 

 

講演1:「大腸がん治療の最前線-見えないがんを治療する―:阪大(下部消化管グ

 

ループ)水島恒和教授

 

   ○罹患数:1位、死亡者:2位。

 

   ○手術:腹腔鏡が97%(阪大病院)

 

   ○再発率:ステージ2・・15%、3・・30%。原因・・手術の時に取り切れ

     ていない⇒術中に取り残しが分かるような器具でチェック。

   ○抗がん剤の効果:使ってみないと分からない・・今後、改善の努力を。

 

 

 

講演2:「肝がん、膵がん治療の最前線―難治がん克服のために―:阪大(肝胆膵移植

     グループ)江口英利准教授

   ○死亡数:膵がん・・4位、肝がん・・5位。

 

   ○肝がん:なりやすい人・・C型肝炎、B型肝炎、肝硬変、アルコールなど。

 

        予防・・肝臓病を治す、アルコールを控える。

 

   ○膵がん:原因は分からないし、症状が出たときは進んでいるケースが多い。

 

        予防、検診で。

 

 

 

講演3:「胃がん、食道がん治療の最前線―取る手術から残す手術へ―:阪大(上部消

     化管グループ)山崎誠教授

 

 

   ○胃がん:罹患の伸びは小さくなっている。カメラが急速に進歩している事、薬

        剤が豊富であることで、治癒率が高まっている。

 

   ○食道がん:手術の技法が進歩している。

 

   ⇒治療は、「取る」から「性格機能を残す」ことに。

 

    「がんになっても、よりよく生きる」をモットーに。

 

 

 

特別講演:「明日を読む―正しい判断は、正しい情報から」:辛坊治郎(元読売テレビ

      報道局解説委員長)

 

 

 

対談:「がん患者とご家族の立場、大学病院ドクターの立場」:

    阪大(消化器外科)土祐一郎教授・清水健(元読売テレビアナウンサー)

 

土岐氏:〇がんの罹患者が若年者にも拡大、対応の仕方も多様化。

 

  ○「ガイドライン」:元気な50歳代の人を対象。現場では、本人の症状を総合

    的に見ながら判断。

 

○医師との信頼関係:患者さんは、素直な気持ちをぶつけてほしい。

 

○患者さんへの症状の伝え方:生存率(例え、70%でも)は伝えない・・ご本

 人にとっては、常に「生か死か」だから。

 

○抗がん剤:30年前は、精々1か月? 今は、治癒する事もあり、効果は大き

 くなっている。

 

   ○今後の医療:手術しないで済めばいいが、まだ・・・。

 

   ○医療界も働き方改革:個人の力から「チーム力」に。効果も大きい。

 

 

 

講演は各30分、その後、医局のご婦人2人によるクラシック・ミニ・コンサートが30分、辛坊氏の講演が50分、最後の対談が20分と、通常の学会市民講座とは様子が違って、大変ソフトな雰囲気でした。なぜか、グリコのお菓子詰め合わせを大きなバッグにの、お土産付き。                        以上

 

「吹田在宅ケアネット」第24回研究会、当市民塾が担当   (4月30日)

 

 

4月20日(土)14:00~16:30、吹田市民病院1階講堂で開催。参加者は、当市民塾を含む各職種、40数名。

当市民塾の担当は3回目。今回は「みんなで考えよう!私たちの街の在宅ケア」のテーマで、「吹田在宅ケアネット」の目的~がんなどの患者及び家族が円滑に在宅で過ごすために、「医療者及び介護者の技術力の向上をはかり、吹田地域のネットワークとシステムなどの仕組みを構築する」こと~の推進を図ろうとするもの。

はじめに、開会の挨拶を吹田市民病院副院長戎井力氏から。
次いで、市民塾小澤和夫会長から、「市民塾」の活動報告の後、市民の考え方を3つの資料(*)から紹介、厚労省の「在宅医療連携モデル構築のための実態調査、吹田市「訪問看護の実態調査結果」などを紹介、「そこから読み解く(私見)」(**)を発表。

 

(*)①厚労省「人生の最終段階における意識調査」(’18.2) ②吹田市「医療に関する市民アンケート」(’17.3) ③吹田ホスピス市民塾アンケート(’16.10)

その後、各職種混合で7グループに分かれて、司会者・書記を中心に、約1時間話し合い。最後に各グループから話し合いの概要を発表して終了。

グループでの話し合いは、予想以上に盛り上がり、多くの意見が交換されました。

 

(**)「資料から読み解く」(私見)

  1. 市民は、「人生の最終段階」をどの様に過ごしたいか:

 

〇多くの市民は、在宅を希望。

  1. 厚労省:ケア47%⇒最期76%(全体の36%)

  2. 吹田市:64%⇒可能16%、無理48%。⇒最期45%

  3. 市民塾:61%⇒最期28%

 

⇒40%と設定すると・・・×900人=(吹田市内で)360人が在宅を希望?

 

〇在宅希望の理由:(%)

 

 

厚労省

吹田市

    住み慣れた場所で最期を迎えたい

72

68

    最期まで自分らしく好きなように過ごしたい

63

 

    家族などとの時間を多くしたい

51

45

家族などに看取られて最期を迎えたい

36

40

    医療を過剰に受けたくない

 

30

    経済的負担を少なく

 

26

 

   自宅療養が困難な理由:(吹田市。%)

 

家族がいるが、負担をかけたくない

68

経済的な負担がどれほどになるか分からず、不安が大きいため

43

自宅での療養について、情報が少なく、想像できないため

34

緊急時の医療体制に不安があるため

26

訪問介護の体制やサービスが不十分であるため

11

 

 

〇在宅医療推進の課題(厚労省、付2から):

 

①医療のマンパワー

マンパワーの確保

72

 

知識・経験・技術の向上

47

 

介護関係者の理解

38

②体制の整備

変時等への後方支援体制

64

 

家族の看護・介護の軽減(レスパイト)

57

 

普及啓発

47

 

在宅医療基盤の整備

34

 

かかりつけ医等の普及

30

③病院の対応

病院等の医療従事者の理解

43

 

退院支援体制の構築

41

④その他の体制

高齢者介護施設等の看取りの推進

38

 

高齢者向け住宅等での高齢者の受け入れ

36

 

医療機関と社会福祉施設等との連携

31

 

 

                               以上

 

 

 

 

 

 

 

 

平成30年度吹田市市民公益活動促進補助金 交付事業報告会   (4.26)

 

4月13日(土)13~16時、ラコルタ(市民公益活動センター)で開催。

 

 地域住民居場所づくり活動2件、促進・スタート支援2件、促進・自立支援16件が、順次、報告。発表5分、質疑3分の短い時間ですが、各グループの精一杯の活動報告に感銘。当市民塾も、昨年12月16日の中山富雄先生の講演会「がんの予防と早期発見」の補助金15万円の報告を致しました。

 

 最大の問題は、目標300人のための来場者確保にあり、皆さまのご意見を求めましたが、当然のこととして奇策はありませんでした。2年後の企画に当たっては、広報の在り方を抜本的に検討しなければなりません。

 

 良い知恵がありましたら、ぜひご教示下さいませんか。

 

がん、10年生存率56%、5年は67%にアップ         (4月22日)

 

国立がん研究センターが、4月9日発表。

 


○平成14~17年にがんと診断された人の10年後の生存率は、がん全体で56.3

 %。(昨年の調査より0.8ポイント上昇)
○平成20~22年に診断された人の5年後の生存率は67.9%。
○定年退職した人のがん検診受診率が低いという課題がある。

詳細は、「全国がんセンター協議会」のHPで。http://www.zengankyo.ncc.go.jp/etc/

詳細を見てみると、良く言われているように、「早期発見」がキーになります。
昨年の中山富雄先生(国立がん研究センター 社会と健康研究センター 検診研究部長)の講演会でも伺いましたが、早期発見への取り組みは個人がシッカリ考えなければなりません。

 

 

ご参考:(中山先生講演録から)

 

○がんの一次予防(まとめ)

 

①タバコを吸っている人は、やめることが最大のがん予防になる。

 

②がんを確実に予防できるものはない。

 

③サプリメントによるがん予防は、科学的証拠がなく、過剰な摂取はかえってがんに

 なりやすい場合がある。

④極端な変色以外は、目に見えた危険性の上昇はない。

⑤1日30品目のようなバランスのとれた食事が望ましい。

 

  1.  

     

 ○まとめ:

  1.症状がある時は、検診でなく病院へ。

  2.検診のご利益は完璧ではない。

  3.検診が役に立たないがんもある。

  4.人間ドック住民健診を使い分けよう。

  5.対象年齢、受診間隔を知っておこう。

 

 ご覧の皆さまが、少しでも関心を持って取り組んで頂けるよう期待します。以上

 

医療者と良いコミュニケーションを図るには           (4月15日)

 

3月21日(祝)13:00~16:30、NPO法人がんと共に生きる会公開講座in大阪が、大阪国際がんセンターで開催。来場者約100名。

 

 

テーマ:手をつなぐ。伝えきること、わかり会うこと。

         ~がん患者と医療者のより良いコミュニケーションを目指して~

 

 

 

講演①「はなす」ことで自分らしく医療とかかわる:

      大阪国際がんセンターがん相談支援センター副センター長 池山 晴人氏

 

講演②がん治療~一人の外科医の思い:

     奈良県西和医療センター 消化器がん低侵襲治療センター長 辰巳 満俊氏

 

講演③がん患者・家族の納得いく療養のための医療者との関わり~遺族の想いを通して

      大阪南医療センター患者支援室長・がん相談支援室長補佐 萬谷 和弘氏

 

講演④医療者とのより良いコミュニケーションのエッセンス:

        大阪国際がんセンター 看護部 がん看護専門看護師 北島 恂子氏 

 

講演⑤安心して治療を受けていただくために 「薬剤師」の様々な場面での関わり:

       大阪国際がんセンター 薬局副薬局長 がん専門薬剤師 金銅 葉子氏

 

 

 

講師の皆さんが仰せの総論(このように発言、行動すべし*)は、全てその通りです。問題は、患者は中々それができないという事。

 

 

 *○率直に話す ○共有する(一人で悩まない、誰かに話す)○1人で話を聞かない

  ○気づく(自分の気持ち、考え)○質問する(箇条書きで)○納得する(分かっ

  たったつもりにならない)など。

 

 

がん患者・ご家族の皆さんとお話をしていると、医療者とのコミュニケーションギャップが大きいと感じることが多いだけに、とても良いテーマだと思いました。

実際の相談の場では、傾聴に徹することで、相談者は自身の考え方を整理してまとめて帰られることが多いです。

 

 

また、患者支援センターへの相談で解決できるものもありますが、それ以外のケースを考えてみました。 

私案:仕組みがないと動かないのでは?

 

  1. 「悩み、困った時は、(例えば)患者支援センターに」と文書で知らせる⇒医師への遠慮から、効果なし?

  2. 「医師の仰る事が分かりにくい時はナースに」と文書で知らせる⇒実行の可能性は?

  3. 治療・ケアについての医師の提案は、複数を提示いただき、それぞれの「考え方の概要、メリット・デメリット、その後の予想」を書いて頂く⇒実行の可能性は?

 

 

 

  ⇒何かうまい方策はありませんかね。                 以上

 

平成30年度大阪府がん対策推進委員会、開催。       (4月10日)

 

3月18日(月)17~19時、国民会館住友生命ビル12階で開催。 

 

議事1 各部会の活動状況について:がん検診部会、がん診療連携検討部会、がん登録

        部会、小児・AYA世代のがん対策部会、肝炎肝がん対策部会の5部会からの報

        告。

 

議事2 第3期大阪府がん対策推進計画に係るアクションプランの作成及びPDCA進捗管

        理について:第3期計画(’18~’22年度)の4つの大項目(①がんの予

        防・早期発見 ②がん医療の充実 ③患者支援の充実 ④がん対策を社会全体

        で進める環境づくり)、その4項目の下の小項目34の政策が、6年間のアク

        ションプランで。

 

  更に、その個別施策(89)の詳細、本年度の取組、評価・次年度の取組が、PDCA

  捗管理表に。大変膨大な計画の初年度が終わり、2年目に入ります。

 

   大阪府と各市、行政の確実な推進を期待します。

 

  なお、④がん対策を社会全体で進める環境づくりの中の「3.がん患者会等との連携

  促進」で、がん患者会の役割が大きく求められていて、私たちもそれにシッカリ応え

  ていかねばなりません。医療者が信頼できる良きパートナーとしての患者会を目指し

  ていきたいと思います。

 

 その他:大阪府受動喫煙防止条例について、大阪がん患者団体協議会の活動について、

         が報告。国の法律を超える受動喫煙防止条例の実現に期待したいです。以上

 

「死の授業in江坂」…高校生講師が。               (3月30日)

 

 一般財団法人日本尊厳死協会関西支部主催の第3回関西リビングウイル研究会が、3月16日(土)13:30~15:30、JEC日本研修センター江坂で開催。

 

 テーマ:医学生、看護学生with長尾和宏の白熱教室「死の授業」in江坂と、テーマのせいもあり、今回は若い方、医療関係者の方が多くお見え。

 

 

 

 まず、長尾支部長(協会副理事長)が、「リビングウイルを尊重した人生会議をやりましょう」と題して、数日前から大きな話題になっている「東京都福生市の公立福生病院の透析中止問題」を取り上げて、患者の意思の尊重を(30分)、続いて啓明学院高校3年(卒業、4月から関西学院大学)の波多江めいさんが、「安楽死は日本で認められるのか」と題して、2年間の学術研究を踏まえて発表を。

 

 

 

 その後、約1時間、フロアの皆さんと緩和ケア医師なども交えての意見交換が活発に行われました。これまでにない活発な話し合いが続きました。

 

 実は私は、波多江さんとは昨年夏、第2回関西リビングウイル研究会でお会いして、「尊厳死・安楽死」の資料をお渡ししてからの交流です。波多江さんからは、3つのサプライズを貰いました。

 

  1. 卒論にビックリ:今年2月に長文の卒論を見せて頂き、その奥行きの深い内容に、素晴らしいインテリジェンスを感じて、学校・ご本人のお許しがあれば是非、関西支部内で披露したいとお願い、それが叶って支部内に回覧したところ、一同が驚きを持ったのが今回のプレゼンにつながったものでした。

  2. パワーポイントの出来栄えにビックリ:初めてパワーポイントを使ったとのことですが、素晴らしい、分かり易いスライド。

  3. 当日のプレゼンにビックリ:とても分かり易い語り口、それに加えてユーモアたっぷりの表現、フロアへの質問も・・・答えに「ワー!!」とのやり取りも加え、聴衆を魅了するプレゼンに、会場が大きな感動と拍手に包まれました。

     

 

私も、窓口の役割を果たせて、本当に嬉しく感じました。

 

 なお、私は関西支部で出前講座を担当する一人ですが、本年度は「高校生づいた1年」でした。女子高生は、ほかにももうお一人から同じようなお尋ねを頂き、同じ資料をお渡ししたり、兵庫県下の高校(英語科)が毎年開催している「ディベートマッチ」のテーマに「安楽死の法制化は合法か」のテーマが決まったこともあって、3つの高校から出前講座の要請があって、1時間30分ばかり講演をさせて頂いたことがありました。

 

 

 

 また、今年の第35回土光杯全日本青年弁論大会のテーマ「私の100歳時代プロジェクト」で、「安楽死という選択」と題して安楽死の法制化を提案した早稲田大学2年の大瀧真生子さんが産経新聞社杯を。

 

このように若い皆さんが「死」に関心を持って議論されるのは、本当に嬉しい事です。死を考える事は「如何に生きるか」を考える事であり、若ければ若いほど人生にとって有効だと思うからです(勿論、私のように80台の半ばの者でも同様です)。

 

 

 

 週刊文春(‘14.11.20、1,043人の回答)によれば88%が尊厳死に賛成。また文春(’17.3号)の「著名人60人の安楽死は是か非か」でも同じ88%が尊厳死に賛成と。このような日本人の大半が尊厳死に賛成している(安楽死にも約70%が賛成)にも拘わらず、法制化が進まない事が残念です。少なくとも国民みんなが議論すべきテーマだと思います。

 

 それとも、波多江さんのような若者が大きく育ってからでないと「時代は変わらない?」のでしょうか。

 ただ現実がそうであるのであれば、市民としてはせめて「人生の最終段階でどうありたいか」を文書で残しておくべきではないでしょうか。それは私達自身のためであるのは勿論ですが、残される家族の皆さんが「悔いのないケアと看取り」をすることにつながるからです。                            (以上)

大阪がん患者団体協議会総会開催。               (3月25日)

 

大阪がん患者団体協議会は‘10年設立、大阪府がん対策推進委員会及び各部会に委員の推薦、市民委員として活躍をしていている団体です。

 

年1回の総会が、3月13日(18時~20時)、大阪国際がんセンターで開催。

 

今回は、4団体の退会が報告され、17団体となりました。患者会もご多分に漏れず高齢化が進み、活動の中心となる後継者が見当たらず、活動を中止せざるを得なくなる事例が増えているようです。これはボランティア団体に共通する事のようですが、取り分けがん対策の推進に当たっては、行政や医療者が患者の意見を聞くことの大切さが認識され始めている昨今、協議会としても患者会の新規加入の促進が喫緊の課題です。

 

なお、幾つかの議題が検討される中で、第3回公開シンポジュウム(6月9日13:30~16:30、大阪国際がんセンター)の企画が決定。シンポは、毎回約100人の市民が参加する中で、活発な話し合いが行われています。                           (以上)

 

’18年度総会、終わる。                  (3月22日)

 

3月9日(土)14:00~15:40、デュオで。

 

議案の予定通り、①‘18年度活動報告 ②’18年度会計報告及び監査報告 ③’19年度活動計画 ④’19年度予算 ⑤’19年度役員改選 ⑥その他 と進み、活発な意見交換をしながら、提案通り決定されました。

 

主な点を以下に: 

 

  1. 活動報告の中では、グループ名やスローガンの中の「吹田」の名称が他市からの参加を逡巡させるところがあるので、名称変更を検討してはとの提案が。

    ⇒私の考え方:吹田市内でも十分な活動が展開されているとは言い難い。吹田に密着しているために活動がスムーズに運べるところがある。地域を拡大すると(豊能地区だとか)、その地域全体での活動が必要になって、現在はそれだけのパワーがない。むしろ、各市で患者会(及び患者支援団体)の誕生を促進して、その連合体での活動を展開するほうが効率的だと考える。因みに、現会員数(3月1日)80人、うち吹田市外18人、(23%)

    なお本件は、役員会の検討事項に。

 

  1. 今期の収支:現金主義で計算をしています。収支は約13万円の黒字でしたが、前期の収入や今期の経費を前期に支払っている等を修正すると、収支はほぼゼロです。これは、何人もの方、会員さんも含めての寄付相当が約7万円あって、そのお陰での結果です。

    財政の安定のためには、会費(年1,200円)以外に、ある程度の見込める収益がある事が望ましいと考え、新年度から賛助会員・特別会員の制度を会則上設ける事にしました。具体的になりましたら、多くの皆さまの浄財をお願いしたいと思っています。

 

  1. 役員改選:4人退任、2人新任で、12名体勢となりました。

 

 

 

総会終了後、恒例の懇談会を1時間。出席の皆さんが自由に発言頂き、更には希望者だけで、近くで和やかに懇親会を設けて、散会となりました。以上

 

第5回デュオ祭で、研究発表と展示を。 (3月16日)

2月24日(日)10~16時、第5回デュオ祭で。
当市民塾は、「がん患者・家族会」「吹田ひまわりの会」「定例会」などで、男女参画センターデュオを、年間約40回使わせて頂いています。

今日は多くのグループが、数々の研究発表を、そして展示を。
当市民塾は「61%が生活習慣病で亡くなる~現状と対応策~」を発表、20分の短い時間でしたが、皆さんが熱心に聞いてくださいました。
例年は、15~20名くらいでしたが、今年はなんと40名を超える皆さんが・・・そのため、準備した資料が少し不足して、ご迷惑をかけました。

2階での活動紹介のブースでは模造紙大のポスターを貼り、お見えいただく皆さんにリーフレットやチラシを手渡し、活動の紹介をさせて頂きました。。
「こんな活動があるのを知らなかった」
「知ってたらもっと楽だったかも・・・」との声を頂きました。これから一層市民の皆さまに近い広報を心がけていこうと思います。

後藤市長が展示室を巡回されましたが、私たちのブースにお見えの時には、「昨年12月の講演会にご挨拶を頂いたお礼」と来場者の感想(神戸市の市民さんが、「吹田は、市民の催事に市長がお見えいただき、健康都市への意欲をお話し頂いて羨ましい。市長のお話を聞いて、帰りに健都を見に行きました」と、メールが)などを申し上げました。

後藤市長は、「禁煙の勧めめを、是非、市民の皆さんに伝えてほしい」と、仰せ。「先日の吹田市立図書館主催の講演会でも、本日の研究発表でも、強く訴えています」とお話させていただきました。                        以上

吹田市立図書館主催の講演会に招かれて(3月10日)

 

2月19日(火)14時~15時30分、夢つながり未来館(ゆいとぴあ・山田)に。第5回吹田市立図書館健康医療情報講座にお招きを頂いて、講演の機会を。

 

 

テーマ:「がんになっても安心して暮らすために

           ~がんの予防・早期発見、情報の探し方」

 

雨の中を19人の方が熱心にお聞きいただきました。当日持参した「がん情報サービス」(国立がん研究センター)の小冊子6種類60冊は、4冊を残してすべてお持ち帰り頂きました・・・これは大変珍しい事で、少しでもお役に立ったかと嬉しかったです。

 

また、終了後、お二人の方がお話しに来られました。

 

お一人は、以前、ボランティ活動の場でご一緒した方で、最近ご主人を在宅で亡くされ、とても良い先生と出会えて良かったと。当市民塾の「吹田ひまわりの会」(ご遺族の会)にお誘いをしました。

 

もうお一人は、ご友人が治療の選択(手術か放射線か)でお悩みになっていらっしゃる、とのご相談。2人の医師と相談をされているとのことでしたが、いろいろ質問をすると、「私以上に勉強をしているね。私が信頼できないのか」といった返事で、相談にならない。「患者ファースト」とは縁遠いお話を身近で聞かされました。

 

なお、吹田市立図書館の医療情報グループ(?)とは、数年前に、当市民塾が前記の小冊子数冊ずつを市内の図書館全10館に計50冊、贈呈したことがありました。

 

読売新聞の「医療ルネサンス」で2月中旬、5回シリーズで「図書館の力」が連載。その中で、14年度の調査として、都道府県立図書館の9割、市区町村立図書館の4割が、ブックリスト作成やコーナー設置など、何らかの健康・医療サービスを提供、と報じられていました。

 

今後、吹田でも、図書館のこうした役割を発揮して頂きたいと思いました。

 

なお、国立がん研究センターでは、「がん情報ギフト」を、全国3,000の公立図書館対象に300館目標に展開中(現在、159館が採用)。50冊の冊子などをラックを含めて1セット3万円で、推進中です。吹田の各図書館にご意向があれば、当市民塾としてもお手伝いができないかと思っています。

 

 

 

なお、19人の皆さまからのアンケートの一部を如何に:

 

内容:とてもよかった 10人 よかった 7名 普通 2人 

 

感想

 

・講師の方のお話、解説、レジメがわかりやすかった。(複数回答)

 

・基本的な内容でよかった。

 

・充分参考になった、ありがとうございました。(複数回答)

 

・情報、インターネットですべて信用はできないとやっぱり思う。

 

・「患者の立場もふまえたお話」が判りました。

 

・医療従事者と患者の立場ともの悩みが聞けてよかった。

 

・医者にもこの話をしてほしい。患者はいざとなったとき、何をきいても

 頭に入らないと思う。先生側から書面でメリット・デメリットを書いて

 渡してほしい。それは医者が絶対しないといけない。私はガンではなく

 良性であったが、先生が急がせて考える時間がなかった。

 

・一般市民の立場で、医師に話してくださるのはありがたいです。

 

・検診は万能ではない確かにそうですが、ズーとほおっておいてから行く

 より、毎年(定期的)に受けてる方が、何かあったとしても早期でもあ

 り、やっぱり安心です。そして、また頑張ろうと思います。

 

・情報リストの本の掲示があり、手に取り内容が分かり良かった。図書館

 の検索では少し内容が書いてあるものの、実際の本を手にしてみないと

 分からない事が多いので。

 

・「吹田ホスピス市民塾」がどういう組織かわかりませんでした。

 

・「マギーズ大阪」実現、夢ではないと思います。市民・行政が協力し合

  えば。

 

・私は母と主人を「がん」でなくし、一人身となりました。いろいろな場

 面を思い出しながら、そしてがんにならないために、毎日を生きて行き

 たいと思います。「吹田ひまわりの会」、とても気になります。以上

 

どうすれば、患者会は医療者の信頼を得られるのか?(3月4日)

 

     平成30年度第2回豊能医療圏がん医療ネットワーク協議会から

 

14日14~15:10、千里阪急ホテル。

 

地域内の行政(6市町村)、医師会など医療機関から約120名の委員で構成、豊能地区の医療全体を動かす大きな組織です。

 

大阪府下の8つの2次医療圏に設置している協議会。各ホームペイジを見ても、豊能地区は大変、活動が活発なのは嬉しいです。

 

私はこの1年、オブザーバーを委嘱され、2度目の出席。

 

 

 

当日は、大阪府、大阪国際がんセンターからの情報提供の後、4部会(がん登録、緩和ケア、がん検診情報、がん地域連携)の報告があって、最後に、私が2分間時間を貰って発言を。

 

 

 

  1. 吹田のがん相談の中で最も感じている事・・医療者と患者とのコミュニケーションギャップ。医療者や市民の皆さんにそんなことをお話しさせて頂いているので、どうぞお呼び下さい、とお願い。

  2. オブザーバーが部会の傍聴を許されないのは寂しく、哀しい。来年度以降も患者会を招いてほしいが、部会の傍聴も許してほしい。

  3. 府下8協議会のHPを見ても、豊能地区の活躍は卓越していて、嬉しい。

 

 

 

皆さんは大きな?拍手をしてくださいましたが・・・。医療者が信頼して下さるためには、どうすれば良いのでしょうか?                     以上

 

 

「吹田市地域医療推進懇談会(平成30年度第3回)」から

 

2月13日(水)14~16時。市役所。

 

  平成28年度?からの懇談会・・医師会、急性期病院、療養型病院、在

  宅療養診療所、訪問看護ST,保健所など、吹田市の主要医療機関による会

  合です。

  私は出来るだけ傍聴をして、感想を事務局に報告して来ています。以

  下、議案と私の意見(簡略に)。

 

  1. 急変時の入院受入れ体制の整備における病病連携について:

    当初の目的「医療・看護のスキル提供を介した病病連携」が、療養型病院へのヒアリングの結果、「病院間の効果的な情報交換」に変更になったのは残念。

    新方針では、目的とそのための情報についてのフレームと運用システムが必要。

    看護師研修もテーマアップされたが、訪看ST.を対象に、レベル別にプログラムを何種類か企画して、年間企画を考えては。(在宅ケアの軸は、訪問看護師のスキルが重要)

 

 

 

(2)作業部会の報告(病院看護師の訪看ST.への出向)

 

在宅ケアの充実を考えると、訪看のパワーアップを主軸に考えるべき。

 

そのためには、①看護師の確保 ②規模の拡大策 ③スキルアップ、の3点が軸。

 

  1. ・・市?が軸になって、訪看の看護師募集(潜在看護師発掘も含め)の合同企画を、毎年1,2度実施。

  2. ・・責任者対象に、マネジメント研修を実施する中から、規模の集約ができないか。

 

現状(小規模STが多い)では、24時間365日ケアが難しい。

 

 

 

(3)病院職員対象研修会について:

 

目的を「在宅療養推進のための」として、そのための研修対象者をどのような基準で選定するか、そしてその後の院内での展開は出来るのか?実施することが目的にならないように、どう考えればよいか。

 

 

 

(5)済生会吹田病院の事例報告(誤嚥性肺炎に関する病病連携)。

 

急性期、慢性期、それぞれの機能に合致した診療体制づくり?

 

これを機に、

 

  1. 他の疾病で、このような事例作りは?

  2. 吹田市内の慢性期病院に呼びかけて、「2匹目のどじょう」探しは?

 

                                以上

 

「すべての人の、心身の穏やかな最期を願って」(’19.2.20)

 

日本緩和医療学会主催市民公開講座

 「あなたを支える緩和ケア~治療も仕事も、生活も~」から。

                  2月11日(祝)14~17時、中之島会館

 

 

講演:医師、看護師、相談支援センター相談員、がんサバイバーの4人が20分ずつ。その後、6人によるパネルディスカッション。以下、いろいろと考えることが出来ました(順不同)。学会の市民向け講座は嬉しいです。

 

  1. 澤井製薬のサイトで、ジェネリック薬品とその価格が検索できる。

  2. 「がん」相談:不安と恐怖への相談対応が必要。就労問題。正しい情報の入手策。等、幅広い情報の準備が必要。当塾も、幅広い相談内容に対応できるよう(直接でなくても、情報源のお知らせを)勉強が必要。

  3. 家族とのコミュニケーション・・・死の教育のあり方。

  4. 「愛媛オレンジの会」:県のサポートで「町なかサロン」を常設。「家族必携」書を出版。若年がん患者対応。など、患者・家族に密着した活動を展開。

    この会の活動は、私の目標イメージに近い。

 

   当市民塾も、自らの勉強の幅を広げ、深みを作って、もっと患者・家族のお役に立

  つ構想を考え直す必要がある。

  なお、がんサバイバーさんの発言は訴求力が強い。(当市民塾でも患者さんの直接

  の声の発信が大切)

 

 緩和ケアは、がんの患者さんが最終段階で処方されるもの・・・との誤解がまだある

 ようですが、すべての疾病で患者・家族のあらゆる痛みを和らげようとするもので

 す。こうした正しい認識を多くの人が持って、患者・家族の皆さんがシンドイ疾病の

 中でも、毎日を少しでも明るく、その人らしく生きるようにありたいものです。

 また「痛み」というと、すぐに身体の痛みと考えますが、それは当然としても、「他

 のすべての痛みを緩和するもの」として、社会の仕組みも含めて「生活の質」(QOL

 が高まっていく事も期待したいものです。

 

(緩和ケアの定義:ご参考))

 

○緩和ケア関連団体会議(18団体、平成29年度)

 生命を脅かす病に関連する問題に直面している患者とその家族のQOLを、痛みやそ

 の他の身体的・心理社会的・スピリチュアルな問題を早期に見出し的確に評価を行

 い対応することで、苦痛を予防し和らげることを通して向上させるアプローチ。

 

 

 

○がん対策基本法(平成28年12月施行)

 がんその他の特定の疾病に罹患した者に係る身体的若しくは精神的な苦痛又は社会

 生活上の不安を緩和することによりその療養生活の質の維持向上を図ることを主た

 る目的とする治療、看護その他の行為。

 

 

 

WHO(世界保健機関)2002年)
 
緩和ケアとは、生命を脅かす疾患による問題に直面している患者とその家族に対し

 て、痛みやその他の身体的問題、心理社会的問題、スピリチュアルな問題を早期に

 発見し、的確なアセスメントと対処(治療・処置)を行うことによって、苦しみを

 予防し、和らげることで、クオリティー・オブ・ライフ(QOL:生活の質)を改善

 するアプローチである。

 

 

 

「いかに死ぬか~いかに生きるか」 (’19.2.15)

 

これから、毎月1回以上、メッセージをお届けしたいと思っています。ご感想・ご意見があれば教えて下さい。(zaitaku51@nifty.com)

 

 

一般財団法人日本尊厳死協会関西支部「なら」設立記念市民公開講座から。

 

                             (2月2日()14~16時、奈良市中部公民館)

   テーマ:死ぬときくらい好きにさせてよ~「良い人生だった」と、言えるために~

    講演①「平穏死10の条件」:長尾和宏氏(尊厳死協会副理事長、関西支部長) 

 

 ②「人生の最終段階を自分らしく過ごすために」:宮城信行氏(尊厳死協会

 

なら会長、宮城医院院長)

 

 パネルディスカッション:テーマ「死ぬ時くらいは好きにさせてよ」を考えよう。

 

 

 

 この後の懇親会で、天理市の在宅医さんとお話。4人の医師がチームを組み、更に

 訪問看護師の皆さんを加えて、ネットを組んで、システム(*)を使って在宅医療を

 展開しているとのこと。

 一人の医師で、24時間365日の在宅医療は大変。吹田でもこうしたネットの

 究・導入を考えてみては。他にも同様なシステムもある? 

 

                         (*)KANAMIC NETWORK

 

 

 

 私は、市民塾設立2年目に、会員さんの希望「尊厳死を勉強したい」で、尊厳死協

 

会関西支部長を招いて公開講座を開催。これを契機に支部理事・事務局長を2年前

 

まで担当、現在は支部顧問として、のんびりとお手伝いを。

 

これまで、毎年10回以上の出前講座(各地にお招きいただく)で1時間30分~2

時間、こんなテーマを中心にお話しをさせて来ています。  

      「終活・エンディングノート・尊厳死~あなたらしい最期の迎え方~」

 

 

 

日本では、「死を語る事はタブー」視されてきましたが、漸く近年は、TV、雑誌、新

等で取り上げられるようになってきました。

 

そして今、厚労省がACP(アドバンス・ケア・プランニング)~「人生会議」と命名~

 

を普及するべく力を入れ始めました。これは、人が「万が一の時(命に関わるような

大きな病気やケガをして、命の危険が迫った状態)に備えて、どのような医療やケア

を望んでいるかについて、自分自身で考えたり、信頼する人たちと話しあって、文書

に記録しておこうというものです。

 

 

 

人は誰もが、死を避けられません。自分の最期の在り方を元気な時にシッカリ考えて

文書で残しておくことは、自分の為でもあり、残される人たちのためでもあります。

本人の意思に沿って最期を看取る事は、家族の納得性を高め、悲しみを少なくする事

でもあるからです。

 

 そして何よりも、「死を考える事は、如何に生きるかを考える」ことにもつながるか

 らです。このように考えることで、より納得できる人生を送りたいものと考えていま

 す。                                  以上

 

 

「講演会『がんの予防と早期発見』を終えて」(’18.12.20)

 

 

 

12月16日(日)13時~16時、吹田市メイシアターで「がんの予防と早期発見」のテーマで、国立がん研究センター 社会と健康研究センター 検診研究部長の中山富雄氏を招いて講演会を開催。約200名の市民が参加しました。これは、隔年開催の定期講演会で、今回が5回目。
目標の300人には届かなかったものの、参加者の評価は大変高く、講演会では「大変良かった」「良かった」が100%、オープニングのライブ(ゴスペル、今回初めての試み)では83%が「とても良かった」との評価を頂きました。

 


講演「がんの予防と早期発見」では、ユーモアを交えて、75枚のスライドで。

 

 

 

「予防」については、「タバコをやめるのが最大の予防」「がんを確実に予防できるものはない」「サプリメントによるがん予防は科学的証拠がなく、過剰な摂取はかえってがんになりやすい場合も」「極端な偏食以外は、目に見えた危険はない」「1日30品目のようなバランスのとれた食事が望ましい」などを。

 

 

 

「早期発見」では、「正しい知識で正しくがん検診を受けよう」と、「症状がある時は、検診ではなく病院へ」「検診のご利益は完璧ではない」「検診が役に立たないがんもある」「人間ドックと住民検診を使い分けよう」「対象年齢、受診間隔を知っておこう」などを。

 

 

 

アンケートによると、「分かりやすかった」が最も多く、同時に「検診の難しさは分かったが、自分はどうしなければならないか、をシッカリ考えなければ」とのご意見も多かったです。

 

冒頭のライブは、ゴスペルグループのSOULE of SOLEIL(代表中川誠一郎氏、14人編成)が30分。「聖者の行進」「上を向いて歩こう」などの皆が良く知っている曲から始まって、最後は「SOUL MEDOREY」で、大変盛り上がりました。

 


主催者の挨拶に続いて後藤圭二市長の「循環器病への対応を今後も続けていく」と、新市民病院や来年の国立循環器病センター移転などと合わせてのお話しには、市外の方から「健康・医療を大切に考える吹田が羨ましい」「帰りに早速、健都を見に行った」などの声が寄せられました。

「がんの予防と早期発見」は、国・大阪府の大きな方針であるとともに、当市民塾の目的の一つでもあります。今後も更に、広報を展開していきたいと考えています。
        (アンケートのまとめは、ホームページにアップ)

 

「医療者と患者・家族とのコミュニケーションの大切さ~がん相談から」     (’18年9月)

 

 

現在、吹田市内でがん相談場所を4か所設け、月5回12時間対応しています。

 

  1. 吹田がん情報コーナー(’14年5月~):吹田市役所ロビーで、月2回(13~16時)。

  2. がんサポートカフェ(‘15年12月~):栄通り商店会のファミマのイートインで、月1回14~16時。

  3. 南千里がんサポート(’18年7月~):市民公益活動センター6階のラコルタで、月1回18~20時。

  4. 吹田がん患者・家族会(’10年2月~):男女共同参画センター(デュオ)で、月1回13時30分~15時30分。

 

 

 

これらの相談から最も強く感じるのは、双方のコミュニケーションギャップの為に、がん患者・家族の不安・不満が大きいことです。事例を申し上げると、「そんな事!!本当!!」と思わず声を上げたくなるようなことばかりです。

 

医療者に確認していませんので、本当かどうかは分かりませんが、「そのように感じている事だけは真実」です。多分、コミュニケーションギャップが大きいのではと思います。そこで、以下の提案を。

 

 

 

患者・家族の皆さんに:

 

  1. 伝えたい事、聞きたい事はメモをして、簡潔に。

  2. 説明が分からない時は、その旨ハッキリと告げて、再度説明をお願いする。

  3. 家族・知人と一緒に聞き、一人はメモを担当。

  4. 医師から治療案を示された時は、他の案もないか、そしてそれぞれの案の「メリット・デメリット及びその後の経過予測」を、簡単な表スタイルでお尋ねする。

  5. 心穏やかに。

 

 

 

医療者の皆さんに:

 

  1. 患者・家族の心情の理解を・・「分からない」だらけ。「多くの、大きな不安と迷いの中に」ある。必要により「メモでお知らせ」する。

  2. 患者・家族の悩みに理解を・・「他の治療方法はないのか」。「あなたが決めなさいと仰るときは、判断に必要な情報を分かり易く」

  3. バッド・ニュースの伝え方・・「幾つかのパターンを」。「終末期の気配と緩和ケアについては、丁寧に、納得性のある伝え方を」。「患者と家族には、同じ情報」を。

  4. 自己評価を・・「伝えても相手が分からない時は、伝えていない」事に同じ。

 

 

 

患者納得のルール:相談者の多くは医師との面談で悩み、相談にお見えのようです。

 

  1. 医師と十分にお話しできない時は、看護師さんと。外来では難しくても、入院の場合は可能。

  2. 患者・家族が分かりにくいと思う時は、「院内の相談支援センター」で、納得できるまで相談するよう勧める。

 

 

 

今後:これまでも、以上のような考え方を機会あるごとに、お話をしてきましたが、理解を頂くのは「至難の業」と感じています。それだけ難しい事だと思っています。これからも、機会を求めて、多くの市民と医療者に訴えていきたいと考えています。                  以上

 

 

 

 

 

「吹田ホスピス市民塾」のネーミング(’18.5)

 

 先日の会合で、会員さんから、「当市民塾のネーミングは、どういう意味?」というお尋ねがありましたので、これまでの経緯を下記に。

 

 1.スタート時の名前:「終末期・在宅ホスピスを考える市民塾」                           

  由来:私が大阪市のボランティア養成講座(2H×20回)に参加した

    時、最も強いインパクトを受けたのは、神代医師の講義・・「亡くなっ

    ていく多くの方が大変つらい思いの中で・・・が、実情」でした。こう

    した問題を解決したいというのが、私が市民塾を立ち上げた直接の由来

    です。

  

 2.改称:吹田市の2年間のお世話が終了した時、名称が長くて分かりづら

    いことなどから、現在の名称に改称(‘08年8)、今日に至っていま

    す。

   考え方:「ホスピス」という言葉をホスピス病棟(建物)と考えずに、「人生の

    最終段階を穏やかに過ごせること」と考え、すべての病気をと考えると大変大

    きくなるので、比較的対応しやすい「がん」に絞って活動したい。その延長上

    に、すべての病気がある。

 

 3.「ホスピス」という言葉:上から目線での言葉だということで、最近は(特に外国で

   は)、使われないようになっているとのご意見もありましたが、日本でそうした

   ご意見を頂いたことはありません。また活動上、支障があるとは考えないので、

   当面は、この慣れ親しんでいる名称で如何かと考えています。

 

 

 

13年目をむかえて(’18.3)

 本年8月に設立13年目を迎えます。この間、多くの皆さま方のご支援とご指導を頂いてきました。心から感謝申し上げます。

 これまで、「がんになっても安心して暮らせる吹田のまちづくり」を目指して活動してきました。お陰さまで、「よくやっている」と評価してくださる方もありますが、「ありたい姿…目標・夢」からは、まだまだ遠いです。それだけに、多くのがん患者・ご家族のために「活動のし甲斐」があるし、皆さま方のご理解とご支援を頂きながら、努力を重ねていかねばと考えています。

 

 中期目標を目指して、次のようなことを大切にして活動を進めていきますので、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。(「吹田ホスピス市民塾」の末尾記載の「中期目標」を参照ください)

 

1.「吹田在宅ケアネット」の強化:現在、医療者を中心に(市民塾からは3名の世話人が

  参加。催事には多くの会員が参加)11年間、年2回の、世話人会・研究会を重ねて

  きました。

  高齢化は待ったなしであること、人生の最終段階で多くの市民の在宅ケアの希望が多

  いことから、ネット作りと運用システムの整備は急がねばなりません。一層の活動強化

  が望まれます。

 

2.市の積極的な取り組みを期待:後藤市長はマニフェストで「がん」を取り上げてくださっ

  た最初の市長です。大きく期待をしています。’16年4月の新設の「健康医療部」は

  「在宅ケア」を軸に進めていて、「がんには特化しない」とのことですが、在宅ケアの大

  切な業務の一部として是非、「がん患者さんの在宅ケア」にも目を向けて頂きたいと希

  望します。

  数年後の中核市移行の際には「吹田がん対策推進条例」と「推進計画」の実現を期待

  しています。

 

3.がん患者・家族の皆さんとの交流促進:現在、3か所で月4回10時間、場を設けてい

  ます。私どもはピアサポーターとして傾聴を基本にしながら、必要情報の提供、お見え

  になる方の不安をシッカリ伺う中から、不安を解消されたり、お考えをまとめていかれま

  す。まだまだ不十分な点はありましょうが、それなりにお役にたってきていると信じてい

  ます。

  目標は「10か所」です。少しずつ増やしていって、多くの皆さんが10~20分以内に気

  軽にお話に来ていただけるようになるといいなと思っています。        以上

 

 

「ピア」(仲間)として活動しませんか?          (’17.10)

 

がん患者・ご家族の皆さん:がん体験者のピア(仲間)として、お互いに

支え合う活動に参加しませんか? 

がん患者・ご家族の皆さんとのお話しの場を、現在 吹田市内で3箇所・毎月4回・計10時間、持っています。

 

お見えになる多くの方が、多くの、そして大きなお悩みと不安の中にいらっしゃいます。病院の相談センターやご家庭でお話ししにくい事も時間をかけてお話し頂く中から、ご自身の考え方を確かめられてお帰りになります。また患者・家族会では、お悩みは自分だけではない事に気付かれ、明るくなっていかれます。

お見え頂ければ必ずお役に立つと思います。吹田では、毎年2,000人の方ががんに罹患されていますが、お悩みや不安をお持ちの多くの皆さま、気楽にお越しください。

そして良ければ、ピアとしてお互いを支え合う活動に参加されませんか?

 

こんなことができるといいな:         (’17.10)

(1)「吹田がんフェスタ」の開催:毎年1回、メイシアターで、講演会や

   相談コーナーで、がんの予防、早期発見・早期治療、終末期の在宅ケ

   アなどについて、各種医療機関と共に情報発信と相談に対応。多くの

   市民に参加いただく。

 

(2)「マギーズ大阪」の開設:昨年10月に開設の「マギーズ東京」の大

   阪版。1年間に6,000人?の相談者がお見えとのこと。「大阪」

   が西日本をカバーできれば。

 

(3)「吹田がん対策推進条例」と「同計画」の設定:数年先に予定される

   中核市の実現に合わせて、総合的な取り組みを。   以上

 

「がんになっても安心できる 吹田のまちづくり」を目指して                                                         (’17.3.18の総会を終えて)

昨18日の総会で、’16年度の活動報告、活動の評価、会計報告・会計監査報告、’17年度活動方針(及び中期目標)、’17年度予算、役員改選が提案、検討、決定されました。

 

新年度の方針は下記のとおりですが、重点は次の2点です。

 

1.がん患者・ご家族のご相談対応を一層強化。

 

  ○現在の相談の場は、次の3か所で月4回、10Hで、それぞれの特色があります。

   ①吹田がん情報コーナー(市役所ロビー):月2回、各3H。

     ⇒1対1で、皆さんの気持ちのままに、1時間でも2時間でもお話を伺わせて

       いただく。

   ②ファミマ・イートイン:月1回、2H。

     ⇒時間内の出入り自由で、茶菓を持ち寄って、それぞれが自由気ままに、井戸端

       会議の雰囲気で話し合う。

   ③患者・家族会:月1回、2H。

     ⇒司会者を中心に、皆さんが発言、時にはテーマを設定して話し合う。

  

  ○がん相談は本来は、がん診療拠点病院で対応すべきですが、その存在自体もご存

   じない(アンケートによると、ご存じなのは半数)、通院者以外でも相談室で相談でき

   ることをご存じない、治療以外の話がしにくい、長時間になると気兼ね、などの理由

   で、十分に機能していません。

  ○当市民塾の相談の場は、上記のような特色があり、相談者の多様な相談に対応でき

   る特色があります。

  ○昨年の相談件数は、延240人になりますが、それらを通じて、皆さまのお役にたって

   いることを実感しています。

  ○できれば吹田市内に10か所ほどの相談場所ができて、皆さんが気楽に相談にお見

   えいただけるようにありたいと考えています。そのためには、ピアサポーターの増員が

   必要で、新年度も4回目の研修をと企画しています。ご関心がおありになる方は是非

   登録をして頂ければと思います。

 

2.「吹田在宅ケアネット(以下、「ネット」)の強化。

 

 ○昨年9月に組織を会員制に移行、各部会の研修などが始まりました。

  拠点病院、在宅医、ホスピス、訪問看護ST,薬局などで、市民塾も参

  加しています。

  まだ緒に就いたところですが、是非早急に研鑽が進んで、一日も早く 

  「在宅で最期を穏やかに過ごしたいがん患者の皆さんがご希望通りに過

  ごせる」ようなネットとシステムの完成を期待しています。

 

○’17年度方針:

 

 ~「がんになっても安心できる吹田の街づくり」を目指して~

 

1.「吹田在宅ケアネット」に参画、会員制に組織を改革したのを機に一

  層の活性化を図り、吹田地域の「在宅ケア」のネットワークとシステ

  ム化の完成に注力する。

 

 2.吹田市のがん対策計画への積極的な提案。

 

3.患者・家族さんとの交流促進(吹田がん情報コーナー、がんサポート

  カフェ、吹田がん患者・家族会など)。

 

4.ピアサポーター研修の継続実施。

 

5. 健康展(9月2日)に出展。(会の広報・・講演会、情報コーナー、

  各種会合・公開講座のPR)総合福祉会館。

 

6.ボランティアフェスティバルへの参加。5月28日(日)市役所駐車

  場。

 

7.公開講座の開催:2~3回。テーマ:がん患者さんの在宅看取り 、な

  ど(仮)。

 

8.「吹田ひまわりの会(遺族の会)」の活動展開(月1回)

 

9.効果的な広報を更に充実して、会員増に結び付ける。

 

10.「がんの予防と早期発見」の情報発信 

 

11.例会の開催:月1回(活動の活性化、情報交換、研究、運営の検討、資

  金対応、会員増加、等)

 

以上

 

明けまして おめでとうございます。

今年も、ご支援賜りますようお願いいたします。(’14.1.2)

いま、こんなことを考えています。

 

今年:

 

①ビッグイベントの開催:

 日程:10月19日(日)13:30~15:30(予定)。

 講演会:(仮)「がんとどう向き合うか」

 講師:ジャーナリスト 立花 隆 氏。

 会場:吹田メイシアター大ホール(定員1,400名)。

 

 これまで、2年に1回、ビッグイベントを開催してきました。

 鎌田 実先生、A.デーケン上智大学名誉教授、などのご協力を頂き、いずれも

 1,000枚以上のチケットをお求め頂けました。そして、アンケートを拝見してもと

 ても好評で、大変嬉しいことでした。

 

 今年も、こんな企画をしました。是非、ご来場をお待ちしています。

 立花氏は、’09年、NHKスペシァル「がん 生と死の謎に挑む」(同名の書籍あ

 り)の企画に携わり、初の本格的な大型のがん番組として放映されて、一大セン

 セ ーションを巻き起こしました。

 今回、ご多忙な先生が講演を快諾していただけたことは、大変嬉しいことで

 す。

 

②(仮称)「吹田がん情報コーナー」の開設:

 6年前から、「吹田みんなの健康展」に参加。1.5日の会期中に、約200~250

 人の市民の皆さんとお話をしてきました。最も痛感したのは、皆さんが、がん情

 報の探し方にご苦労されていることでした。

 偶々、名古屋市がん相談情報サロンのお話を伺う機会があり、「吹田にも是非」

 と考えました。

 しかし、費用がないところから、まず、「情報コーナー」からスタートしたいと考

 えました。

 昨年5月に、井上市長と「てつやの部屋」でお話する機会があり、市長からもお

 奨めを頂きました。

 市役所のロビー(又は、ラコルタ)などで、毎月2回、持ちたいと思っています。

 そして何年か先には、吹田のすべてのがん診療拠点病院で、「がん患者サロ

 ン」ができると良いなと思っています。

 

③ピアサポーター研修の開催:

 がん患者さんとお話しをするにあたっては、十分な心得が必要です。それが

 なければ、心ならずも患者さんを傷つけてしまう心配があります。

 そこで、日本対がん協会が作成したテキスト・DVDを使って研修会を開催し

 ます。2月に、会員だけで試行して、その上で、開催をと思います。

 

今後:(仮称)「吹田在宅ケア・ネットワーク」

 ’07年6月、「吹田在宅ケアを考える会」が発足(代表世話人;吹田市民病院

 村田幸平診療局長)、年2回、公開研究会を開催してきました。

 世話人会で検討しながら、更に大きな組織づくりができて、がん患者さんの在宅

 ケアが推進できればと思います。

 

                                             以上

第50回公開講座「つどい場さくらちゃんの活動」

(12.7)NPO法人 つどい場さくらちゃん 理事長 丸尾 多重子氏

 

1.設立の動機:両親と兄の介護を10年間。その間に、緩和ケアの

  大切さ、強すぎる薬への依存、そして何よりも、患者・家族の勉

  強の必要性、などを感じてきた。

 

2.介護保険制度スタート:制度の問題点が目に付き、介護者が情報の入手の必要性と勉強の必要性を感じた。そのためには、「人と交わらねばならない・・つどい場」事も。特養での勤務の中で、これでいいのかと大きな問題を感じた。

 

3.「つどい場」のスタート:自分でやらねばと、4つの条件で探し

  た ①駅の近く ②市役所の近く ③社協の近く ④安い家賃

  その後、駐車場も。

マンションだったため、住民との問題があり、現在の一軒家を。

 

4.タイ活動:スタートは、1日1,000円(利用料:500円、昼食:500円)で昼食を食べて遊べるサービスを。食べる楽しみはとても大切。今の施設の食事はひどい。

「出かけタイ」:今の介護施設では、外へ出さない。移動の自由は、

  みんなが望んでいる。そこで、みんなで「出かけよう」と、3,

  40人で旅行に。看護師さん、介護士さんなどがボランティアで

  応援して下さって、北海道には9回も出かけた。外に出ると、み 

  なさんの顔色が随分良くなってくる。

「学びタイ」:両親の介護、特養での体験を通じて、知識・・勉強の

  必要性を痛感してきたので、色々な学びの機会を作っている。「見守りタイ」:見守りが必要なお年寄りを介護している家庭で、介

  護する人がリフレッシュしたい時や買い物や用事があって外出し

  たい時、介護が必要な1人暮らしの人などに、時間単位で見守り

  や話し相手をする(1時間:600円)。

その後、西宮市がモデル事業としても同制度を採用したが、「さくらちゃん」は介護者が居なくても行くので、利用率は圧倒的に高い。

 

5.展開:今では、介護職の方、行政関係者、医療関係者、学生さん、ご近所さんなど、いろんな方が訪れてくれるようにった・・「まじくる」状態で活性化。

同じような「つどい場」が10カ所できている。「住み開き」(空いている家や部屋をそのまま使ってスタート)するので、オープンし易い。

また、民生委員さんから提供された建物を、20代の若者が借りて、ボランティアが補修、更には野菜の販売やジャム作りなど、積極的に資金作りを行っているところもある。

 

6.おわりに:長生きしたらいけないのですか。お年寄りが、施設で

  動かない生活の中から、話が出来なくなる、足が弱ってくる方が

  多い。「つどい場」を作って、介護家族の支援を行いながら、み

  んなが「まじくり」合って暮らせるように。それを、市民の行動

  力が可能にする。              (文責:小澤)

 

(感じた事):「はずみ」でスタートしたと言いながら、施設の現状と問題点を嘆き、「つどい場」で「まじくり」合いながら、西宮から全国に、ユニークな活動を発信している「まるちゃん」。熱い思いで語られた。とても文字では表現できないのが残念。女性は「はずみ」で動くと・・。市民の行動力でとの言葉は、吹田でも・・と期待したい。               (小澤)

 

第49回公開講座「がん患者の在宅ケアの実際」

(11.16) 関本クリニック院長 関本 雅子氏

 

1.関本クリニックの現状:‘01年10月開院~’12年9月。

訪問患者死亡総数;996人。

死亡場所;自宅469人(47%)、ホスピス368人(37%)、施設15人。

在宅療養期間;最短1日、最長419日。

2.がん対策推進基本計画(平成24年度~28年度;第2期)

主な変更点;働く世代や小児へのがん対策を強化。

3.がんをめぐる日本の現状:

’81年以降、「がん」が死因の首位。

日本人の3分の1が「がん」で死亡する時代。

生涯で、がんにかかる可能性;男性54.9%、女性41.6%・・2人に1人。

ホスピス(緩和ケア病棟);254カ所(約5,100ベッド)・・不足。

4.ホスピス・緩和ケアの基本方針(日本。‘09):(抄)

○生命を尊重し、死を自然なこととして認める ○無理な延命や意図的に死を招く事をしない ○最期まで患者がその人らしく生きていけるように支える ○病気の早い段階から適用し、積極的な治療に伴って生じる苦痛にも対処 ○患者と家族のQOLを高めて、病状に良い影響を与える

5.在宅ホスピスで可能な処置内容;手術以外は、病院とほぼ同じ処

  置が可能。

6.がんの痛みの定義と治療目標:

  痛みの定義;患者本人が痛むと言っているもの。

  痛み治療の目標;第1段階;痛まずに良眠できる 

          第2段階;安静時に痛まない

  第3段階;体動時にも痛まない

7.鎮痛剤と副作用:(略)

8.緩和医療における鎮静:(略)

9.「終の住処」をみつけるためのチェックリスト13:(略)

10.「死」前後の患者さんの状態とその対処法~ご家族の方へ:

                      17項目(略)

 

(文責;小澤)

 

(感じた事):2時間足らずの時間の中で、「在宅ケアとは」という概要を、分かり易く、シッカリお話し頂いた。多くの方が、「教科書として」保存したいと仰せ。全てをお伝えできないのが残念。

そして何よりも、先生の温かいお人柄が伝わってきた。終了後の定例の懇談会でも、「こんな先生を増やすにはどうしたらいいのだろう」という意見が百出。

レジメの余部が若干あります。ご希望があれば、どうぞ。        (小澤)

 

 

第48回公開講座(腫瘍内科の立場から)

(13.10.12)      

市立吹田市民病院 内科(腫瘍内科)宮崎昌樹氏

 

1.がんが増えている:死因では30%(約30万人)と最も高く(H.22)、その中でも肺がんは大幅に増加しつつある。

   

2.腫瘍内科医とは:薬物療法に関する充分な基礎知識を持つ。 標準治療が正しく実施できる。 がん薬物療法に伴う副作用に適正に対処できる。 新しい治療法創生のための臨床試験が実施できる。 緩和医療ができる。 がん治療に関するセカンドオピニオンができる。

   

3.日本の腫瘍内科医:約700名。米国並みにすると、数千人が必要と言われる。

 

4.がん患者さんが抱える悩み:不安など心の問題49%(再発・転移:16%、将来に対する漠然とした不安:12%)。 症状・副作用・後遺症:15%。 家族・周囲の人との関係:11%。 就労・経済的不安:8%。 診断・治療:7%。

   

5.がんの治療:手術、放射線(以上は、局所療法)、化学療法(全身療法、抗がん剤・分子標的治療薬、ホルモン療法薬)。 これらの治療法を同時または異時性に組み合わせて、より高い治療効果を狙う=集学的治療。

      

6.進行固形がんの化学療法の目的:QOL(生活の質)の改善と生存期間延長。 治療の目的:治癒する治療・生存期間の延長する治療。 副作用が少ない治療。 コストが安い治療・投与が簡便な治療。 効果と副作用のバランスが重要。

 

7.がん化学療法中に苦痛と感じる症状:悪心、脱毛、嘔吐、疲労感、駐車に対する不快感、便秘、治療に対する不安、家族や配偶者への影響、抑うつ感、不安・緊張感。

   

8.副作用対策:抗がん剤治療では副作用は必発。充分な対策を行えば、大半は対処可能。早期発見が必要。

   

9.がん医療の目標:がん治療の目標・・治癒・予後の延長とQOLの向上。 緩和ケアの目標・・QOLの向上・予後に良い影響。 両者は互いに補い合う。

   

10.がん患者のストレス:死。 家族や医師への依存。 人生目標の中断。 人間関係の途 絶。 容姿の変貌。 倦怠・痛み・臭いなどの不快感。

   

11.緩和ケアをとりまく現状:症状緩和が不十分(医療用麻薬の消費量が少ない)。 安心してがんの治療が受けられ、苦しくなく過ごせると考えている人は半数に満たない。

   

12.がん性疼痛治療の目標:第1;痛みに妨げられない夜間の睡眠時間の確保。 第2;安静時の痛みの消失。第3;体動時の痛みの消失。

   

13.腫瘍内科医とは:がん患者の診断から最終的に死に至るまでの段階に関わる存在。その場その場の治療選択、将来の事に対するマネージメントを、患者さま及び家族と決めていく存在。       (感じた事)腫瘍内科医・・言葉も実態も知らない人が多いのでは。今回は、100枚以上のスライドを使って、懇切なお話しを伺い、その概要を知ることができて良かった。   抗がん剤の用い方については、昨今いろいろな書物が出ていて、市民には迷いがあるが、それなりの知識を持つ事は自己判断のうえでも大変大切なことと思う。

                                         (小澤)   

「がんサロンを語ろう」(13.9.29)から。

 (公)日本対がん協会主催の研修が、東京国際フォーラムで開催。

当市民塾から、午前2人、午後1人が出席。

   

持ち帰った資料を見、会議の様子を聞いて(当市民塾のブログでご覧になれます)、感じたこと。  

  

私たちが、8年前に立ち上げた時は、全国的にも珍しい、立派な組織だっと自負していたが、今はすっかり追い越されている。

   

その原因は、私たちの努力の足りなさもあるが、何といっても、医療機関や行政との組織的な連携ができていないことにあると思い知りました。

   

「吹田在宅ケアを考える会」が7年前に発足して、毎年2回ずつ研究会を開催してきていて、それなりの成果があると考えているが、組織の力になっていない事に焦りを感じてきていた。 「それは、これだったのだ」と、今更ながら気づいた次第。

   

来年3月8日(土)午後、在宅研の第14回が、メイシアターで開催予定で、私がコーディネーターを仰せつかったので、新しい組織づくりへの挑戦を考えたいと思っています。

第47回公開講座

 

賃貸マンション型ホスピス「アマニカス」

千里ペインクリニック 院長 松永 美佳子氏

 

1.千里ペインクリニック開院(平成16年)からアマニカス誕生ま

  で

(1)  千里ペインクリニック:外来(ペインクリニック・良性疾患)と、訪問診療(在宅ホスピス・がんの方)の2本立てで、「その人らしく生きることをサポート」する。

  在宅ホスピス:○自宅にいながら緩和医療が受けられる 

         ○24時間・365日体制 

 ○病院で治療(化学療法、放射線療法、手術)を

  受けていても可能 

 ○病院との連絡を任せられる

(2)これまで:

  ○往診患者の死亡場所:自宅が70%、病院14%、アマニカス

   7% 

  ○患者さんの年齢層:70歳以上が60% 

  ○65歳以上の老々・一人暮らし世帯が増加

(3)がん患者が自宅で過ごす環境:老々介護・核家族・独居 ⇒

   介護が大変、自宅で過ごすことが困難

(4)問題点:

   ○がん難民の増加 ○家族の介護負担の増加 ○介護保険の限

   界 ○自宅での看取りを行う医療機関の不足 ○介護破綻

   ・・・がん患者の行き場がなく、介護破綻を引き起こしている

   のが現状 ⇒誰が、どうやって解決するのか?

 

2.「アマニカス」:(=平安なる特別の場所・・サンスクリット

           語)(診療所の2.3階)

(1)入居対象者:○がんの患者さん ○がん以外の、痛みが強くて

   困っている患者さん

 

(2)特長:○敷金・礼金不要で、利用日数分だけの費用 

      ○千里ペインクリニックからの訪問診療・訪問介護によ

       る24時間体制のサポート 

      ○家の雰囲気で自由に過ごせる 

      ○食事・洗濯・入浴など、最期まで生活できる環境 

      ○病院や他施設で治療もできる

 

(3)どんな方でもOK:

      ○がんで治療中の方、治療をしていない方 ○症状がな

       い方 

    ○がんと診断されて、終の棲家としたい方 

    ○がんで認知症の方 ○がんではない痛みの治療を希

     望される方 ⇒ 要は、何でもOK,柔軟に対応。

 

(4)アマニカスにできること:○緩和ケア 

       ○日常生活のケア 

       ○抗がん剤のサポート

     ○代替療法(免疫療法、温熱療法、食事療法などのサ

      ポート) 

     ○精神的なサポート 

     ○その人らしく過ごす事のサポート

 

3.その他:○早くからの緩和ケアが必要 ○費用について

 

4.本日のポイント:

  ○早くから緩和ケアを取り入れて、安心した生活を 

  ○病院の外で看取りを行うには、病院でもない、自宅でもない中

   間型施設が必要 

  ○ホスピスとは、看取りを行うだけでなく、最期まで生活できる

   空間である方が望ましい

 

「感じた事」:アマニカスの理念・・・がん患者さんのどんな希望に

       も応えられる終の棲家を目指している事が、良く理解

       できました。途中で20分ばかりの、迫力ある映像で

       の紹介もあり、とても分かりやすいお話しでした。あ

       との懇談会(内輪)でも、「最期はアマニカスが良

       い」との声が大きかったです。 (小澤)

 

 

 

大阪府がん対策推進委員会、大阪がん患者・家族連絡会

大阪府がん対策推進委員会:

 

平成23年3月に成立した「大阪府がん対策推進条例」に基づいて設置。

委員会(委員28名、会長:成人病センター堀総長)と、その下の12部会で活動を展開。大阪府がん対策推進計画の中間見直しも、さる3月に終了した。

 

2年間の任期が終わり、現在、新メンバーの選定中。

 

新年度は、次の点を改定。

①組織のスリム化による効率化を図る。委員会の定員を20名程度に減員。部会を7部会に(5部会をWGに)

②1団体1名。

③多重兼職・年齢制限70歳未満)

④在職期間:原則2年。最長4年まで。

 

最後の委員会での、私の発言:

①「もっと早く、もっと深く」

②各部会の活動をアクションプラン(実行計画書)を作成して、計画的・効果的に展開を。

 

任期満了に当たっての感想:

①法律が制定され「がん対策基本法」、初めて予算措置が取られ、動く。政治の力を感じた。

②大阪府のがん対策の動きが目に見えるようになってきたが、課題・問題が大きく、推進には一層のリーダーシップとパワーが必要。

 

新体制での一層の進展を、心から期待します。

 

大阪がん患者・家族連絡会:

 

行政からのお誘いで生まれた会で、2年間、3人の世話人の一人として参画。

色々なボランティアグループがあり、当初は、会議が上手く進まないことが多かったし、委員会や他の組織にもご迷惑をかけて、顰蹙をかったこともあった。

2年目になって、漸く落ち着いた形になったが、2年目は「大阪府がん対策推進計画」の中間見直しに時間を取られた。

 

さる6月末の会合で、世話人が交替し、新しい体制での活動が始まる。

 

感想:

①委員会や部会で、患者(市民)の声を反映していくためには、大変なパワーが必要。緩和ケア推進委員会で、府下の医療機関へのアンケート調査の分析が、一片の整理にしかなっていなかったので、独自の数字の整理と分析を10頁ばかりの文書で委員長あてに提出したが、事務局に回されただけで、日の目を見なかった・・こうした事例が他にもあった。

連絡会委員の中には、勢いのいい方がいらっしゃるが、勢いだけでは意見が通らない。各人の特色を生かした活動で、患者・市民の立場を代弁する形での認められる提案が必要である。

今後の新体制に期待したい。

 

 

 

第2回(通算46回)公開講座(6.15)

テーマ:がんの予防と早期発見

大阪府立成人病センター がん予防情報センター 疫学予防課課長 中山 富雄氏

1.がんは、どんな病気でしょう

○2人に1人が、がんにかかる時代

○がん家系・・・そんなに遺伝はしない。

○がん細胞は、毎日あなたの体に生まれているが、生き残ってがん

 になるのは稀。ストレス・過労・不眠、加齢などで免疫力が弱る

 と、がんに。

○部位別の危険因子:確実なもの( )はほぼ確実

  胃:喫煙・ピロリ菌感染(塩分)。 大腸:多量飲酒(肥満・運

  動不足)。 肝臓:多量飲酒・肝炎ウイルス感染(喫煙・肥満・

  糖尿病)。 肺:喫煙(受動喫煙・職業性アスベスト)。 乳

  房:閉経後の肥満。 子宮頚部:ヒト・パピローマ・ウイルス。

 ⇒タバコは、全身のがんに影響。

 

2.細菌・ウイルス対策とがん予防

(1)ヘリコバクター・ピロリ菌:若年者は感染率が低い。健康保険

  でも除菌が可能であるが、陰性者(感染していない)でも、胃が

  んが発生する。

(2)B型肝炎ウイルス:100万人が感染。血液を介して感染。医

  療従事者に多い。

(3)C型肝炎ウイルス:150万人が感染。肝がんを発症しやす

  い。検診を。

 ○サプリメント(ビタミン):大量摂取で、がんの予防はできな

  い。

 

3.予防

(1)食事などによる一次予防:極端な偏食以外は、目に見えた危険

  はない。1日30品目のようなバランスのとれた食事が望まし 

  い。特定の食品にこだわり、過剰摂取になることの方が危険か  

  も。

(2)二次予防・検診:

  ○早期発見が役に立ちやすい場合(胃がん、大腸がん、子宮頚がん、乳がん)、早期発見が困難な場合(白血病、悪性リンパ腫、一部の肺がん)、早期発見が役に立たない場合(甲状腺がん、前立腺がん)。

(3)定期的検診のもつ最大の問題:

  ○進行速度の遅いがんほど発見されやすい ○進行速度の速いがんは発見されにくい

  ⇒検診は万能ではない。がんの種類によっては、役に立たない場合もありうる。

(4)科学的に効果が確立され、推奨されるがん検診:

子宮頚がん:細胞診。 乳がん:マンモグラフィ。 大腸がん:便潜血検査。 胃がん:胃X線検査。 肺がん:胸部X線検査(たばこを吸う人:+喀痰細胞診)

 

4.まとめ:

 ①症状があるときは、検査でなく病院へ ②検診のご利益は完ぺき

 ではない ③検診が役に立たないがんもある ④人間ドックと住民

 検診を使い分けよう ⑤対象年齢。受診間隔を知っておこう

 

「感じた事」:タバコのがんへの影響は良く知られているが、検診に

   ついては十分な知識がなかった。間違っていた事もいくつかあ   

   った。聞けば聞くほど、がんの予防や早期発見の難しさを感じ

   ます。                     (小澤)

 

 

第1回(通算45回)公開講座開催(5.11)

「がん情報の探し方」大阪がんええナビ制作委員会代表 

                         濱本 真紀氏

○主な活動:ホームページで情報提供。講演、発表による広報・啓発。11種の商品募金。

○適切な情報の取得と活用を提案

①患者・家族に出来ない事・・・医師とのより良いコミュニケーシ

 ョンを。

②患者・家族にしかできない事~医療チームの一員であることの自

 覚。

③がんの治療において、患者・家族の求める情報

④インターネットを使っての実習

 

「感じた事」:がんと診断された時、多くの方が、「頭が真っ白、どうすれば良いか・・慌てる」のではないでしょうか。2人に1人ががんになる現在、誰ががんになってもおかしくないのですから、こうした事態に備えて、日頃から、知識を蓄えておくことが大切。

 まず、役に立つ情報を探す・・・そして、どうするか的確な判断をする事が大切。そのための方法の一つを教えて頂きました。会場で、インターネットを操作しながら、とても分かりやすいお話しでした。

 例えば、インターネットで検索すると、大量の情報がありますし、色々な種類の情報が、そしてコストも色々・・。当市民塾のHPとブログでリンクをしているのは、①がん情報センター(国立がん研究センター)②ええナビ、の2つです。

    は、国立がん研究センターなので、一般的には信頼できる情報と考えられますし、②

は、明確なデータや資料に基づいた情報を使いやすく整理しているからです。インターットをおやりの方は、是非一度アクセスをしてみて頂いては如何でしょうか。市民塾のホームペイジやブログからも可能です。

 

 

「てつやの部屋」で、井上市長と懇談。

5月8日15:00~16:20、市役所・市長応接室に5人の役員が伺って、懇談させていただきました。4月から、「てつやの部屋」(市民と市長との意見交換会)がスタート、当市民塾は3番目。

 

出席者の自己紹介の後、約20分間、当方からお話をさせて頂き(要旨:下記)、その後、市長からの提案を頂くなど、懇談をさせて頂きました。

私たちの話にジッと耳を傾けて頂きました。

 

私たちからの提案(仮称:吹田がん情報サロン)に対して、市長からは、取り敢えず可能なこととして、市役所ロビーや市民公益活動センターなどの市の施設で、定期的に相談会を持ってはということでした。

 

大きな施設を持つのではないので、十分ではありませんが、相談窓口としての機能は考えられます。早速、具体的な進め方を考えてみたいと思います。

幸い、「吹田在宅ケアを考える会」(HPあり)が活動7年目、世話人会(年2回)が、5月に開催予定なので、相談をいたします。

 

「お話申し上げた骨子」

 

1.がん対策の大きな流れ:国(‘08年がん対策基本法)、大阪府

 (’12年大阪府がん対策推進条例)をあげて取り組んでいる。大

 阪府がん対策推進計画に基づき、大阪府がん対策推進委員会(会

 長:大阪府立成人病センター総長)が、7部会を設けて活動。

 

2.吹田の現状:

(1)がんによる死亡率:36%。(国:30%。

                 大阪府:33%)。

(2)吹田市の在宅死率(‘07-‘09)11・0%

  (大阪府平均:8.0%)(参考:吹田’95-’97 4.4%)

(3)吹田市内の活動:吹田在宅ケアを考える会(‘07年、代表世

   話人:吹田市民病院診療局長村田幸平氏など18名)が、年2

   回の研究会・世話人会。

(4)吹田ホスピス市民塾:別紙チラシ参照。

 

3.提案:吹田がん情報サロンの設立

(1)目的:市民が、がんに関する情報や相談を気楽にできる場所づくりで、対応の遅れを防ぎ、がんになっても安心な街づくりの役立て、更にはがんによる死亡率の減少につなげる。

 

(2)背景:

①がんは2人に1人が罹り、3人に1人ががんで亡くなる時代。

 ②大阪府では、がん診療拠点病院での相談機能が検討されているが、一般市民には敷居が高い。

  吹田市みんなの健康展で、毎年、250~300人の市民と話し

  合っているが、「相談したくても相談できない」皆さんが多い。

 

(3)構想(案):

 (1)開設:当面は、週1回(木)午後(13~17)。その後の状況を見ながら、頻度を増やす。

 (2)場所:市民のアクセスの良い場所。

 (3)役割:①がんについての一般的な相談。各種情報の紹介。

       ②セカンド・オピニオンの相談。

       ③デイサービス。

       ④がんの悩みや不安を傾聴(ピアサポート;昨年か

        ら、全国的に展開)。

       ⑤患者会・講座などの情報紹介。

       ⑥その他、各種の相談。

 (4)設備:①相談スペース。

       ②対応:医師(急性期病院、在宅医)、看護師、介護師、薬剤師、市民、他。

       ③キッチン。

                             以上

 

 

ブログ、スタート。

 ある役員さんから、「ブログを作って、皆さんに気楽に読んで頂けるようにしようよ」と提案されていました。

 何分にもIT音痴の私のこと、中々スタートできなかったのですが、漸く、重い腰を上げることになりました。

 周囲から「フェースブック」を誘われるなどして、改めてITの凄さを知り、また、日頃から「もっと読みやすいHPができないものか」と悩んでいたこともあってのスタートです。

 30日の午後、お姫さま(元)3人が我が家に集合、狭い私の書斎で約2時間。実習もめでたく終了、スタートとなりました。

 スタートはしたものの、まだ未完成。これから私を含めて4人が書いていこうということになりましたので、どうか温かいお気持ちで、末永くお付き合いくださると嬉しいです。

 左の欄の「ブログ」から入れます。

                                              以上

 

 

来年度ビッグ講演会に、立花隆氏・・・。

 これまで2年に1度、ビッグイベントを開催してきましたが、来年度は、ジャーナリスト立花隆氏に決まりました。

 会場:吹田メイシアター大ホール(定員1,400名)

  日程:10月1日抽選のうえ決定。

 

 (これまでのビッグイベント)

’08年10月:自主映画会「終りよければすべてよし」(725人)

’10年10月:鎌田實講演会「命を見つめて~がんと共に生きる」

                        (1,106人)

’12年10月:A.デーケン講演会「よく生き よく笑い よき死

        と出会う」

1,032人)

立花 隆氏ジャーナリスト・ノンフィクショ ン作家・評論家。

  ’40年、長崎県生。

  東大文学部仏文科卒。‘64年文芸春秋に入社、2年後退社。

  ’68年フリーライターとして活動開始。幼少期から一貫して、

  人の生と死の問題に関心を持ってきた。

  ’74年、文芸春秋に「田中角栄研究~その金脈と人脈~」を発

  表、大きな反響を呼んだ。

  東京大学教養学部で「立花ゼミ」を主宰。

  ‘07年膀胱がんを手術。

  ‘10年「がん生と死の謎に挑むNHKスペッシャル」(番組と

  同名の書物)など、がんに関する著作・講演も多い。  

  この間、「講談社ノンフィクション賞」(‘78年)「菊池寛

  賞」 (’83年)「新潮学芸賞」(‘90年)「司馬遼太郎

  賞」(’98年)を。

 

    http://chez.tachibanaseminar.org/books/

以上

 

 

 これまで2年に1度、ビッグイベントを開催してきましたが、来年度は、ジャーナリスト立花隆氏に決まりました。

 会場:吹田メイシアター大ホール(定員1,400名)

  日程:10月1日抽選のうえ決定。

 

 (これまでのビッグイベント)

’08年10月:自主映画会「終りよければすべてよし」(725人)

’10年10月:鎌田實講演会「命を見つめて~がんと共に生きる」

                        (1,106人)

’12年10月:A.デーケン講演会「よく生き よく笑い よき死

        と出会う」

1,032人)

立花 隆氏ジャーナリスト・ノンフィクショ ン作家・評論家。

  ’40年、長崎県生。

  東大文学部仏文科卒。‘64年文芸春秋に入社、2年後退社。

  ’68年フリーライターとして活動開始。幼少期から一貫して、

  人の生と死の問題に関心を持ってきた。

  ’74年、文芸春秋に「田中角栄研究~その金脈と人脈~」を発

  表、大きな反響を呼んだ。

  東京大学教養学部で「立花ゼミ」を主宰。

  ‘07年膀胱がんを手術。

  ‘10年「がん生と死の謎に挑むNHKスペッシャル」(番組と

  同名の書物)など、がんに関する著作・講演も多い。  

  この間、「講談社ノンフィクション賞」(‘78年)「菊池寛

  賞」 (’83年)「新潮学芸賞」(‘90年)「司馬遼太郎

  賞」(’98年)を。

 

    http://chez.tachibanaseminar.org/books/

以上

 

 

’12年度年次総会開催。方針などを決定。

’13年3月16日午後2時から、吹田市男女共同参画センター(デユオ)で、開催、以下の議案について提案、審議、決定された。

なお、午後3時に終了後、懇談会が午後4時30分まで持たれて、新たに加わった中期方針や新年度方針について、自由闊達な意見交換が行われ、有意義な会合となった。今後の月例会で、引き続き議論を深めていくこととなった。

スタートから8年目を迎える今年。また思いを新たにして、取り組んでいきたいと思います。

 

議案:

①’12年度活動報告

②活動の評価

③会計報告・会計監査報告

④’13年度方針案・中期目標案

⑤’13年度予算案

⑥役員改選

                                              以上

第2回デュオ祭で、「がんの予防と早期発見」を発表。

 

’13年2月24日(日)10~16時開催のデュオ祭の活動発表部門で、10時30分から40分間の時間を頂きました。

デュオ(男女共同参画センター)は、私たちが毎月、定例会・吹田がん患者家族会・遺族の会を、そして年6回の公開講座の開催会場で、活動の拠点です。

デユオ祭への参加は、展示:9グループ、作品販売:6グループ、飲食:5グループ、そして活動発表10グループでした。

活動発表といっても、他の9グループは、マジック、朗読、太極拳、コーラスなどのパフォーマンスで、当市民塾のような「お堅いテーマ」は、全体の雰囲気にはそぐわないものでした。それも、他のグループの持ち時間20分に対して、2倍の時間を頂けた事も。

勿論、事情は承知していたので、「ダメもと」での申込で、「無理のない決定を」と、実行委員会に申し上げていたのですが、採用頂いた事は英断でした。

幸い、朝の最初のプログラムにも拘わらず、30名ばかりがお見え頂き、スライドを使っての説明を熱心に聞いて頂けた事は嬉しい事でした。                           以上

 

 

あけまして おめでとうございます。

昨年は、皆さまに、大変ご支援いただき、有難うございました。本年も、よろしくご指導賜りますようお願い申し上げます。

 

昨年:

 10月:A.デーケン上智大学名誉教授の講演会「よく生き よく笑い よき死と出会う」を開催。900名の方が来場いただきました(チケットは、1,032枚)。

重いテーマですが、素晴らしいユーモアに溢れたお話に、会場が、何度も大きな笑いに包まれました。アンケートを拝見しても、皆さんの感動が伝わってきます。

初めは、「ドイツの方だけど、日本語は話せるの」の質問からスタート。

でも、多くの方にお見え頂き、大きな感動を受け止めていただき、本当に「よかった」と思いました。

その後も、多くの方からお話を頂いたり、先生の講演をお願いしたいので、紹介をしてほしいといった依頼を頂いたり、まだ、余韻が残っています。

2年に1回のビッグ・イベントですが、日本財団からの助成を頂けたお陰で、500円の入場料で企画できました。有難いことです。

企画・実行が大変ですが、死生観の大切さ、当市民塾の周知など、大きな役割があるので、できるだけ継続したいものと考えています。

 

公開講座:昨年も、6回、開催できました。「5大がん~予防と早期発見・早期治療~」のテーマで、吹田市民が日頃、お世話になっている近くの病院(阪大、吹田市民、済生会吹田・千里、淀キリ)のご協力で、講師の先生方には、気持ちよく来ていただき、とても素晴らしいお話を伺うことができました。講座は、延べ44回になります。

欲を言えば、もっと多くの市民が来て欲しいものです。

 

大阪府がん対策推進委員会:推進計画(10年間)の中間見直し年に当たり、委員会や部会で検討が進められ、私も、委員の一人として、参画させていただいています。

部会には、できるだけオブザーバーとして参加いたしましたが、この1,2年で、随分大きな進展をしています。更に、「より早く、より深く」検討が進められることを期待します。

 

患者・家族会、遺族の会:それぞれ毎月1回、会合を重ねてきました。お陰さまで、定着してきたように思います。HPや市報をご覧になって、新たに来ていただくのも嬉しいことです。更に、大きな輪になっていくことを期待したいです。

 

今後:吹田がん情報サロン(仮称)を作って、「がんのことなら気軽に、何でも相談できる」 場所をと思います。そこでは、がん患者さんのためのピア・サポーターの拠点になり、デイサービスもできると良いなと思っています。

ただ、結構な資金が必要なので、工夫が必要です。良い知恵はありませんか。

 

                                               以上

 

 

当市民塾の役割を再認識

当市民塾の定例会議は、定例会、患者・家族会、ご遺族の会、の3つ。毎月開催している。参加は、オープンで、自由参加。気に入っていただければ、「近いうちに入会を」ということになっています。

12月1日の定例会に、がん患者のご親戚の方、A氏がお見えに。

2,3か月前に、インターネットで承知したということで、電話を頂き、神戸の患者会にご紹介をさせていただいた。その後、デーケン氏講演会にお見えになり、続いて例会にもお見えになったとのこと。

 

皆で色々なお話をしたが、その中で、A氏のご発言:「がんになって、まず困るのは、どこで情報を得られるかということ。私も、色々探したが、中々うまく見つからなかった。これだけ、多くのがん患者さんが居て、多くの方が困っている。その中での市民塾の役割は実に大きいと思う。これからも是非、発展させてほしい」

 

実のところ、公開講座への参加が中々増えないし、会員数も、100名を目の前にして中々到達しない。少々、焦りもありましたが、A氏のお話を伺って、また、自信が生まれました。

 

今後:①吹田がん情報サロン(仮称)を作って、まず、週1回程度から。将来は、常設に。がんの事なら何でも相談、の体制を。 ②ピアサポーター講座を開催して、がん患者さんの精神的なお悩みと情報のお知らせなどを と考えています。

①は、まず、場所の決定から、②は、対がん協会の研修プログラムをベースに、セミナーの開催から。

是非、皆様のお知恵を拝借させてください。以上 12月4日

A.デーケン氏講演会、成功裏に終わる

 10月18日(木)14~16時、吹田メイシアター大ホール(定員:1,400名)で、A.デーケン上智大学名誉教授が、「よく生き よく笑い よき死と出会う」と題して、ご講演を頂いた。

 難しい「生と死」のお話を、レジメに沿ってお話を頂いたが、ユーモアをたっぷり入れたお話で、900名の会場は、何度も爆笑の渦・・・。こんな講演会も珍しい。

 アンケートも、300人以上が書いてくださり、91%が「大変良かった」、9%が「良かった」。文面も、皆様の感動が伝わってくる内容で、企画して良かったと、つくずく感じた次第。

 吹田市民でも、当市民塾をご存じない方も居られて、今後の一層の活動の必要を感じました。また、吹田以外からも多くの方がお見え頂きました。

 ロビーでは、開会の前と後の時間、先生がお見えになり、多くの市民の皆さんと歓談、写真撮影と、とても和やかなひと時でもありました。

 また、東日本大震災への募金を呼び掛けたところ、56,000円の浄財を頂いた。

 お陰さまで、当初の目標の1,000名を越えるチケットの購入を頂き、結果の高い評価も頂き、嬉しい1日でした。

 また、日本財団の広報からも取材に来ていただき、ブログに掲載頂いたことも嬉しいことでした。

 ということで、嬉しいことだらけの講演会でした。これを糧に、今後の活動を、更に深めていきたいと思います。

http://blog.canpan.info/koho/archive/1890

 

 

第4回公開講座 5大がん~予防と早期発見・早期治療を~

 「乳がん」

済生会千里病院 乳腺分泌外科 部長 北條 茂幸氏

 

1.予防:ハッキリした原因がわかっていないから(多くの因子が考えられ、解明されているものもある・・放射線によるDNA切断)、確立された予防方法はない。

   但し、遺伝性乳がんについては、まず遺伝カウンセリングを受

     ける・・予防法はある。

 

2.発症の危険因子:①初潮年齢が低い、閉経年齢が高い。 ②未

     婚、未産、高齢出産。 ③肥満。

 

3.発症年令:①40歳代 ②50歳代 ③60歳代 ④30歳代

             ⑤70歳代 の順。

 

4.症状:しこりをふれる 90% ②乳頭から血の混じった液が出

          る 5%

   乳がんは、自己触診で発見できる唯一のがん。痛みなどは殆ど

      ないので、早期発見には自己検診が極めて大切。

 

5.治療順序:①術前療法(手術前の全身治療。化学療法・・ホルモ

     ン療法)②手術、術後放射線治療 ③術後補助療法(再発予防

     の全身治療。化学療法、ホルモン療法) ④再発時の治療(ホ

     ルモン療法、化学療法、放射線療法)⑤緩和ケア

 

6.手術:①乳房に対する手術(乳房切除術、乳房温存手術) ②脇の下のリンパ節手術(腋窩リンパ節郭清術、センチネルリンパ節生検

 

7.乳房温存手術の条件:①しこりの大きさが3cm以下 ②残した乳房に放射線治療が出来る事 なお、①小さなしこりがたくさんある場合 ②がんが乳房の中を広く広がっている ③悪性の石灰化が広い範囲にある場合 は、できない。

  術前化学療法で小さくする方法があるが、予定通りに小さくならない事もある。

 

8.乳房切除術:①従来の乳房切除術 ②皮膚温存乳房切除術 ③乳頭乳輪温存乳房切除術

 

9.乳房再建手術:自家組織(自分の身体の一部)を使用 ②人工乳房(インプラント)を使用

 

10.縮小手術:

乳房切除術(3~4割) ⇒ 乳房温存手術(6~7割)

脇の下のリンパ節に対して;腋窩リンパ節郭清術 ⇒ センチネルリンパ節生検

 

11.術後補助療法:再発予防の治療。乳がんは、発見された時には、すでに転移しているが、どんな検査でも見つける事が出来ない(全身疾患)。

   ①化学療法(抗がん剤治療・・悪性の程度が強い場合) ②ホ

      ルモン療法 ③抗HER2療法

 

12.お勧め:早期発見・早期治療のために、定期的な乳がん検診の受

      診を。検診の目的は、乳がんによる死亡率の低下。

 

13.乳がんによる死亡率を防ぐ方法:①早期発見・早期治療 ②非浸潤がんの時点で、乳がんを診断し、治療を。

 

14.乳がん検診:40歳以上の方;視触診とマンモグラフィ 

30歳代の方;視触診(と超音波検査)

 

15.まとめ:①乳がんは殆どの場合、予防はできない ②予防ができ

         ないため、早期発見・早期治療が重要で、マンモグラフィ

         などを併用した検診が有効 ③治療は手術以外に全身の治

         療が必要で、それぞれのがんの性質に合わせた治療を。

 

「感じた事」:予防から治療までを、克明に、67枚のスライドで、効果的にお話しを頂きました。講座の後で、いつも参加者の意見交換会を行いますが、そこでも、「知らない事がたくさんあって、勉強になった」との声が多かったです。私も、「乳がんは早期発見できれば治癒が容易」と、簡単に考えていたのが、「乳がんは発見した時はすでに転移している。全身治療が必要」とは驚きでした。

 

「市民塾の担当」:10分間の塾紹介の後、20分間で「市民塾からの提案」に就いてお話しさせて頂きました。

 

第3回公開講座 5大がん~予防と早期発見・早期治療を~

        「胃・食道がん」

大阪大学 消化器外科学 教授 土岐 祐一郎氏

 

1.現状:胃がん;死亡者数(男;2位 女;3位)⇒比較的、治り

         やすい。

     食道がん;死亡者数(男;7位 女;12位)⇒比較的、

          治りにくい。

2.胃がんになりやすい人:ピロリ菌、塩分の取りすぎ、魚・肉など

  の焼いたもの、加工肉、野菜不足など。

○ピロリ菌(発見者はノーベル賞受賞)と胃がん;感染経路は人の

 口、但し、それ以上はよく分からない。

開発途上国に多い。幼い時の状態で左右される・・今後は、減少

する見込み。

ピロリ菌は、胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃悪性リンパ腫につ

ながり、胃がんになる可能性がある。

ピロリ菌の保有者は、ない人の数倍、がんになりやすい。しかし

多くの人は、ピロリ菌に感染しても胃がんにはならない。除菌

で、どの程度胃がんを防げるかは不明。しかし、胃がんの手術を

した人の再発は、ある程度防げる。

 

3.食道がんになりやすい人:酒を飲む人、タバコを吸う人、熱いも

  のをよく食べる人、歯磨きをしない人、食物中のカビなど。タバ

  コを吸い、お酒を飲む人の発生率は、全く飲まない人の62倍。

  なお、お酒の弱い人が多量に飲むと、発生率が高い。

 

4.早期発見:カメラでなければ難しい。食道がんの人は「沁み

  る」、胃がんの人は「鈍い痛み(胃薬で改善)」などの症状があ

  るが、分かりにくい。のどがおかしいと感じたら、カメラを。

 

5.治療:粘膜層の時は、内視鏡で。粘膜下層にまで達し、リンパ節

  に転移すると、難しい。従って、早期発見が大切。なお、手術前

  の抗がん剤は効果的。手術でなく、化学放射線療法が効果がある

  事がある。

 

6.手術の後遺症(患者の訴え):おなら(56%)、疲れ・痩せ

 (50%)など。体重の減少は、胃が作るグレリンが無くなるから

  ということが分かってきて、現在治験中。

 

まとめ:

    東南アジア圏に多い。

    胃がんはピロリ菌、食道がんは飲酒・たばこが大きな原因。

    早期診断には、内視鏡が有力。

    早く見つけて、粘膜切除で直す。

    腹腔鏡、胸腔鏡下手術は、苦痛の少ない手術。

⑥放射線や抗がん剤もうまく使いましょう。

⑦後遺症も、新薬で解決に向かっている。

                        (文責:小澤)

 

「感じた事」:胃がんと食道がんについて、予防~早期発見~治療~

       術後と、幅広いお話しを、とても分かりやすくお話し

       頂きました。それぞれが、自分のこととし学ぶことが

       出来たと思います。

 

「市民塾の担当」:初めの10分間で市民塾の紹介を、20分で「緩和ケア」について要点

 

 

第2回公開講座「大腸がん」 

             市立吹田市民病院 主任外科部長 村田幸平氏

5月12日(土)14時~16時

 

1.「がん」について:

 ○3人に1人は「がん」で亡くなる。 ○日本人の高齢化が「がん」の増加

  の原因でもある。 ○大腸がんは増えている。

⇒「長生きできるようになった代わりに、がん(病気)にはかかりやすく

   なった。病気をせずに、元気に、長生きしたいもの。苦しまずに長生き

   したいもの。

○がんは予防が効果的:(がん研究振興財団)「がんを防ぐための新12カ

  条」 ①たばこを吸わない ②他人のたばこの煙をできるだけ避ける 

 ③お酒はほどほどに ④バランスのとれた食生活 ⑤塩辛い食品は控えめに

 ⑥野菜や果物は豊富に ⑦適度に運動 ⑧適度な体重維持 ⑨ウイルスや

  細菌の感染予防と治療 ⑩定期的ながん検診を ⑪身体の異常に気が付い 

  たら、すぐに受診を ⑫正しいがん情報でがんを知る事

 

2.「大腸がん」について:

 ○5大がんの一つ。 ○手術できる場合は70%以上が治る。 ○手術でき 

  ない場合を合わせても全体で60%以上が治り、比較的治りやすい。 ○検

  診等早期発見の努力で、治るケースが増える事が期待できる。

 ○大腸がんの自覚症状:①血便(便に血が混じっている) ②便が細くなる

 ③下痢と便秘の繰り返し ③貧血 ④おなかが痛い ⑤おなかがはる、な

 ど。

 ○検診(便潜血検査):①40歳以上の方は年1回受信できる ②近くのか

 かりつけ医

 ○「便潜血陽性」になったら⇒精密検査(二次検診)として、「大腸内視鏡   

 検査」をする必要がある 

 ○最新の大腸がんの手術・・腹腔鏡手術で。

  利点:創が小さく、術後の痛みが少ない。開腹手術では見えにくいところ 

     が良く見える。術者と助手、看護師が同一の視野で手術する。客観

     的な記録(映像)が残る。

  欠点:高度な手法を要す。手術時間が長い。

 

3.緩和ケア:外科で手術し、外来でフォローアップし、再発が見つかり、抗

       がん剤治療・・・でも効果がなくなる時が来る。「緩和ケアは

       すべての医療者が身につけるべき」

 ○「吹田在宅ケアを考える会」:在宅緩和ケアを推進。’11年「吹田在宅

   ケアマップを作成

(文責 小澤)

「感じた事」:がんの予防、早期発見、治療と、幅広く、分かりやすいお話し

       を頂いた。特に、検診の必要性、そして聞きにくい痔のお話も

       有益だった。

 

「市民塾の担当」:講演開始の前に、「会の活動紹介」を10分、「がんの予

         防と早期発見」を、20分、お話しさせて頂きました。

  

 

吹田在宅ケアを考える会 第11回世話人会

5月10日(木)18:30~20:00 吹田市民病院

 第10回公開講座の報告、23年度の会計報告ののち、第11回公開講座の

 企画について相談した。

 予定:10月13日(土)14時~16時 

    「ここまでやれる在宅医療」(仮)仙台往診クリニック 川島院長

     会場:未定。

 

大阪がん患者・家族連絡会

今年第1回目の会合 4月19日(木)18~20時 

                        大阪府立成人病センター

 議題:①次期大阪府がん対策推進計画への患者会意見を提出に当って、6~

    7月に、計画素案の説明会を持つ。 ②がん診療拠点病院のアンケー

    ト(説明) ③大阪府がん対策推進委員会部会への、患者会からの推

    薦について ④連絡会への入会基準 ⑤会員名簿の作成 など。

 なお、これまで欠員になっていた「緩和ケア部会」「がん検診部会

 (オブザーバー)への委員推薦も決定。

 

 

’12年度公開講座「5大がん~予防と早期発見・早期治療を~」

第1回 肺がん 済生会吹田病院 呼吸器科 科長 西村 元宏氏

4月14日(土)14時~16時

 

患者の立場に立って、①検査 ⇒ ②結果のお知らせ ⇒ ③治療とその効果 ⇒ ④手術後のケアと、順を追ってお話しを頂き、自分が患者になった気持ちで聞く事ができた。たくさんのスライドで、分かりやすい言葉でお話しを伺うことができて、とても分かりやすかった。

 最後に、「早期発見・早期治療の大切さ」を力説され、タバコの害についても数字を上げて説明され、国立がんセンターの「癌を防ぐための12カ条」をお話し頂いた。

 

1.検査:肺がんの可能性があった時には、詳しい検査を行う。

喀痰細胞診、気管支鏡、CTガイド下針生検、外科的切除(診断と治療を兼ねる)の種類があるが、腫瘍の大きさや場所などから、どの検査を行うかを決める。

2.結果のお知らせ:

  骨と脳に転移が見つかった時:抗がん剤や放射線による治療

  転移がなかった時:手術が望ましい

3.治療:

説明:病名・進行度(病期:Stage)・治療法とその効果・治療に関わる危険性と合併症

②組織分類:小細胞癌と非小細胞癌(腺がん、扁平上皮がん、大細胞が

 ん)があり、腺がんが最も多く、半数。

  進行度:1A 1B (転移なし) 2A 2B 3A 3B 4 とあり、2Bまでの場合は、手術が望ましい。

  治療とその効果(5年生存率):手術 1A 70~80%

  手術の危険性と合併症:出血、不整脈・心不全、肺炎、膿胸、声帯痲庳、深部静脈血栓症⇒肺塞栓症、傷が痛む、ストレス。

4.手術結果と今後の説明:20mmを超えるものでは、抗がん剤の服用で5年

  生存率が改善。 肺がんの5年生存率は、他のがんと比べて低い。

5.早期発見、早期治療が大切:但し、レントゲンでは分からない事が多い。

  CTが、お奨め。

6.タバコによる肺がんのリスク:

吸わない人と比べて;男・・4~5倍。 女・・2~3倍。

     20歳代から吸っている人;そうでない人の6倍。

③受動喫煙;1.91倍。

 

「感じた事」:検査から治療後の事が良く分かった。早期発見が大切ではある

       が、レントゲン検査では不十分との事。喫煙をしないなどの予

       防が大切でしょうか。           (文責:小澤)

 

「市民塾の担当」:講演開始の前に、「会の活動紹介」を10分、「がんを取

         り巻く一般情勢」を、20分、お話しさせて頂きました。

 

 

 

大阪府がん対策推進委員会 第1回会議開催

3月26日(月)18~20時 KKRホテル大阪

 

 昨年3月に制定された「大阪府がん対策推進条例」に基づいて組織された委員会(28名)の第1回の会合が開かれた。会長に、大阪府立成人病センターの堀正二総長が選出され、①大阪府がん対策推進委員会各部会報告 ②次期大阪府がん対策推進計画について ③がん診療拠点病院の機能分担について ④がん対策基金(仮称)等が話し合われた。

 推進委員会としては、これからの1年間、大阪府がん対策推進計画(10年)の中間見直しを行うことになる。なお、12の部会は継続して活動する。

 

 

講演会を開催:

 さる3月3日(土)午後、吹田・メイシアターで、「吹田在宅ケアを考える会」の第10回研究会が開催され、「がんのピアサポート~「相談支援」の古くて新しいかたち」のテーマで、NPO法人ミーネット理事長・名古屋市がん相談情報サロン所長の花井美紀さんに講演を頂いた。

 花井さんとの出会いは、昨年10月23日のがんシンポジュウム「がんのピアサポートってなに?」だった。大阪成人病センターの大画面で初めて拝見した花井さんのお話に魅了され、吹田に是非と考えた次第。

 

多くの市民の迷い・悩み・・・:

 当市民塾では、4年前から「吹田みんなの健康展」(1.5日に延4,000人もの参加があるビッグイベント)に参画、ブースで、資料を手にしながら、約300人の市民と対話を重ねてきた。その中で最も強く感じたのは、多くの市民が、がんについての知識と情報が少ないために、検査結果やがん告知後の過大な不安などが大きいことである。この不安を少なくして、速やかに、適切な判断が出来るような情報提供をしたい。

更には、がん患者・ご家族の悩みや不安を少しでも和らげられないか~2年前から「吹田がん患者・家族会」を発足。毎月1回の定例会で、皆さんがお互いの情報交換などを通じて、会への出席を楽しみにしておられるのを目の当たりにして、もっと多くの皆さんに参加して頂きたいと願ってきた。

しかし、35万人の市民に情報を届けるにはどうすれば良いかと悩んできていた。そこに、花井さんのお話しを伺って、「これだ」と感じた次第。

 

医療者からも・・:

 とても分かりやすいお話しの後で、会場の医療者からも多くの質問や感想が寄せられた。多くの医療者が、「吹田でもスタートさせ、広げていきたい」との発言が相次ぎ、ある医師は、早速、名古屋に出かけて見てみたいと花井さんと打ち合わせ。

 

これから:

 私の期待以上の大きなインパクトを頂きました。そして吹田でも、場合によっては大阪府下の2次医療圏で、名古屋のようなサロンができて、多くの市民の皆さんが、気軽に相談頂ける体制を作りたいと思います。場所、人、資金など幾つかの大きな課題がありますが、何とかクリアして進めていきたい。幸いに、厚労省も提案をされていて、大阪府でも新たな動きが期待されます。形だけにならないよう、市民に近いところで、市民に真に役立つシステムを目指して。

 花井さん、有難うございました。

 最後に、花井さんに申し訳ない事が一つ。「小澤さんのメールを見て、きっと若い人だと思っていたのに・・」。喜寿を迎えた私には、こればかりは努力の及ばない所で、「ごめんなさい」です。

以上

 

 

患者・家族会の活動、2年を終える。遺族の会がスタート。

吹田がん患者・家族会がスタートして、丁度2年が過ぎた。

患者でない私たちが患者会を持つことに、かなりの逡巡があった。幾つかの他の患者会の皆さんのご意見を伺う中で、「やってみて、上手くなければやめよう」と、思い切ってのスタートでした。

当初は、言葉の使い方一つを取っても、随分と気遣いをしながらの会でしたが、率直に表現し話し合うことで、そして何よりも、患者の皆さんに助けられて、何とか進め方のルールが出来てきた。

①患者さん・ご家族中心の運営(世話人を置いて、市民塾の役員の意見が押しつけがましくならないようにしている)

②政治・宗教・営業は持ち込まない。

③情報交換は自由。但し、選択は自己責任で。

④電話番号など個人情報の交換は、双方の責任で。

⑤個人情報は、他に漏らさない。

 

毎月の会合には、約20名ほどの参加者がある。初めの1時間は、各人の自己紹介、病状の説明、情報の提供など。あとの1時間は、情報交換や、時には、キーボードや三線、ハーモニカの演奏で、歌を歌ったり、太極拳をやってみたり・・。

和やかな時間が過ぎていく。

お見えの皆さんから、「この会に参加して、本当に良かった」の声が聞こえるようになって、思い切ってスタートして良かったと感じている。

 

この間、何人かが、亡くなられた。とても悲しいし、残念です。でも、その皆さんたちとの思い出を大事にして、私たち皆が、限りある生を大事に生きていこうという思いが強くなっていくことを感じます。

この2年間で、かなりの自信が出来たが、それに甘えたり、驕ることなく、これからも運営をしていきたい。そして、お見えになる方を、50人、100人と増やしていきたいと願っています。

 

「遺族の会」がスタート。(’11年12月)

これまでも、ご遺族の方が何人かお見えで、患者・家族会で、ご一緒頂いていたが、患者さん、ご遺族双方が遠慮しながらの会であった。そこで、以前から、ご遺族の会を別に持つことが相談されてきたが、12月から「ご遺族の会」を、別に開催する事となった。

但し、これまで一緒だったこともあり、同じ日・時間に、同じ建物で、但し、別の会場でということになっている。そして、時によっては、終了時間少し前には双方が合流して、一緒に歌を歌ったりということもしている。

こちらも、まだ、参加者が少ないので、徐々に増やしていけるとよいと思っています。

 

 

報告「東日本大震災支援基金への募金」

~日本財団を通じて、54,038円を~

日本財団からの要請があり、今年度の公開講座などで、市民の皆さまに呼び掛けてきた募金が、今年度の講座が終了したので、これまでの募金額を、さる12月21日、お届けしました。なお、この支援金は、被災者支援を行う民間団体の活動費として使用されます。

皆さまのご協力、有難うございました。来年度も、継続していきたいと考えていますので、宜しくお願いします。

なお、日本財団から届いた礼状・領収書に、笹川会長の「皆さん!!ご協力有難う 笹川陽平」と、書かれていました。

第6回公開講座「がん患者さんとご家族のコミュニケーション」

                        (12月17日)

大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻 

家族看護学 准教授 新田 紀枝氏

 

1.コミュニケーションの不思議

(1)  コミュニケーションの3つの要素:言葉による表現(言語):話し言葉、文字 声による表現(聴覚):口調、声の大きさ、トーン、話す速さ、アクセント 見た目による表現(視覚):表情、態度、ボディランゲージ、視線など

◎メラビアンの法則:受け手に与えるインパクト100%=言葉によ

 る表現(言語)7% + 声による表現(聴覚)38% + 見た

 目による表現(視覚)55%

(2)言葉が伝えているもの:聞き手は、その言葉の持つ意味を解釈し

  て行動する。

(3)伝えたいことと言葉にしていること:言葉は、その内容と違う場

   合がある・・子ども、老人、体調の悪い人などに多い。

   ~だか ら、コミュニケーションは難しい。

 

2.家族内コミュニケーション

(1)コミュニケーションのパターン:①一方通行的 ②円環的(良循

  環と悪循環とがある)の2通りがある。

(2)家族だけに分かるルールがある:

(3)まずいコミュニケーション:①あいまいなメッセージ(男性に多

  い) ②否定的な解読 ③矛盾したメッセージ ④話をしながら相

  手に視線を向ける(⇒目の近くを見ると良い)

 

3.コミュニケーション能力を身につける必要性

(1)  親密な関係を管理・維持するために、

◎行動としての「気遣い」

①自己開示につとめる ②相手を受容していることや敬意を伝える ③お互いに関係を発展している気持ちを持っていることを伝える 

◎更に、あるがまま正直であるよりは、後々までに関係の維持

 を目指して実態よりも過剰な脚色をする必要がある

①相手との関係の肯定的特徴を強調 ②故意に関係の価値を

 高めるように帰属 ③極端に楽天的な捉え方をする

(2)  患者さんやご家族は、治療や療養生活を円滑にするために

    患者の治療、療養生活に必要な知識や技術を得る ②社会資源を活用する

 

4.起こりやすい患者さんとご家族のコミュニケーションの問題と対処

  会話のやり取りが感情的にエスカレートして、いわゆる売り言葉に買い言葉になっていく(エスカレーション) ②公開すると不利な立場に追い込まれる事実に対して、沈黙を守ろうとする申し合わせをする(暗黙の共謀) 配偶者の動揺と重荷を減らす努力の中で意見の相違をさけ、心配を隠したり、懸念を否定したりする(保護的緩衝) 情報を伝えることが受け手にダメージを与えてしまうと信じて、情報を伝えられない 相手のコンテクストが読めない、或いは言語的、非言語的メッセージに反応できない

 

「感じたこと」:コミュニケーションの難しさとその理由、とりわ

 け日本人の曖昧な表現や家庭内の不十分なやり取り・・・。 

 がん患者さんとご家族の間のコミュニケーションの難しさを解消

 するヒントを頂いた。 (文責 小澤)

 

第5回公開講座「家族ががんになった時/自分のがんを家族に伝える時

 

1112日)大阪大学医学部附属病院 

               がん看護専門看護師 大野 由美子氏

 

1.がんになったら心がけたい5つのポイント:初めに、がんを持ちながら生きる事として、がんの臨床経過、全人的苦痛などをお話し頂いたが、その中で・・。

  どんなことでも、話してみましょう 自分にとって必要な情報を集めましょう。

信頼できる情報源をチェック 「わたしの療養手帳」に書きとめましょう。わからないこと、聞いておきたい事、何でも 医療者と良い関係を作りましょう。相談支援センターも利用できます 患者さんを支える仕組みを活用しましょう

2.早期からの緩和ケアの効果:生存期間が長くなるという検証があ

  る。

3.がん医療における意思決定:治療に係る選択、療養の場における選

  択など、患者や家族が意思決定をしなければならない色々なケース

  が出てくる。

4.2つの事例の紹介があり、「あなただったらどうしますか?」と、

  問いかけがあり、話し合いが。

  自分の病気の行方や余命について、医師からどのように説明してもらいたいですか? あなたがもし親の場合、子どもに「がん」について伝えますか? 両親が高齢の場合、あなたの「がん」について伝えますか? 自分の療養について、家族で意見が異なる時、あなたはどうしますか?

5.患者さんの思いと家族の思い・・・だんだんコミュニケーションが

  難しくなってくる。

患者さんを支える家族のための6カ条:①がん情報を集めましょう ②自分にどういう援助が出来るかを考えましょう 患者さんの言動の変化や反発を想定しましょう 患者さんの要望をよく聞きましょう 患者さんの要望に沿っているか常に確認しましょう ⑥家族も自分の生活を大事にしましょう

.患者さんと話す時の3原則:①とにかく患者さんの話をよく聞く

  ②とにかく患者さんの話に同調する ③とにかく返事を用意しない

 で白紙の状態で聞く

7.子どもの反応:親の病気や死に対する子どもの反応、子どもたちの

  悲嘆の表現、子どもの死に対する理解、子どもと話し合うタイミン

  グ、子どもにがんを伝えること

8.最後に、「普段から家族と対話していますか」と、投げかけられ

  た。

 

「感じたこと」:がんになってからの色々な場面での「キーワー

ド」を示して頂き、自分の事として考えた2時間でした。

                       (文責 小澤)